管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2016 立春
2016年2月公開
まだまだ寒いけれど、暦の上では春になりました。二十四節気は「立春」です。
暖冬だったり、数十年ぶりの大雪だったり……。季節の巡りが例年と少し違うようですが、
木々の先には、小さなつぼみを見つけることができるはず。
少しずつ、季節は春に近づいています。
立春の献立
アンチョビポテト
白菜ロール
調理時間:25分
254kacl(1人分)
旬真っ盛りの白菜。お鍋ももちろん美味しいですが、
たまにはひと手間加えて、こんなメニューはいかがでしょう。
お弁当にも喜ばれる一品です。旬のレモンをたっぷり絞って。
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材料(2人分)
白菜…4枚
じゃがいも(男爵)…2個
アンチョビ(包丁で叩く)…6枚
ニンニク(みじん切り)…1/2片
プロセスチーズ(棒状に切る)…40g
バター…大さじ1
レモン(くし切り)…好みで適宜
イタリアンパセリ…好みで適宜
つくりかた
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1.
白菜は重ねてラップで包み、しんなりするまで電子レンジで3〜4分ほど加熱します。ラップを外して水気を切り、さらにキッチンペーパーで水気をふき取ります。水気をしっかり取っておかないと白菜から出てくる水分でタネのじゃがいもの食感が悪くなってしまうので、丁寧に水気を取ってください。
【ポイント】
お好みで蒸したり、茹でてもOKです(じゃがいもも同様)。 -
2.
じゃがいもは洗って皮ごとラップで包み、電子レンジで4〜5分ほど加熱します。皮をむきフォークで潰します。
3.
フッ素樹脂加工のフライパンを熱し、アンチョビ、ニンニクを炒めます。
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4.
香りが立ったら2のじゃがいもを加え、全体を炒め合わせます。
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5.
4を4等分して俵型に成形し、1の白菜の上にのせます。さらにその上に棒状に切ったプロセスチーズをのせます。
【ポイント】
白菜が1/2や1/4カットの場合は、複数枚を部分的に重ね、1枚分の大きさにして使ってください。 -
6.
タネをぎゅっと握るようにしながら、固くぴっちりと巻いていきます。
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7.
フッ素樹脂加工のフライパンにバターをしき、6の巻き終わりを下にして並べ、転がしながら全体的に焼き色がつくまで焼きます。
器に盛り、好みでレモン、イタリアンパセリを添えていただきます。
栄養のまめ知識
*白菜は外葉から中心部の葉に向けて栄養を送っていて、収穫後もこれは続いています。白菜を使う際は中心部から先に使うと、外葉は栄養を送る必要がなくなるのでそのまま栄養が保てます。甘みが強くて軟らかい中心部は生のままサラダや漬け物に、硬めの外葉は大きさを活かして巻きものにしたりと、それぞれの部位に合った調理法で食べるのがおすすめです。
*白菜はビタミンCが豊富ですが、特に外葉と芯葉に多く含まれます。旬のこの季節に積極的に摂りたい野菜です。
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター
香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。
HP:http://bisaijimasumi.com/