【春分】鶏のカリカリ焼き ふきのとうソース添え | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2017 春分

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 春分 イメージ

2017年3月公開

二十四節気は、「春分(しゅんぶん)」になりました。
暦の上では長い冬が終わり、今日から春です。
南の方からは、そろそろ桜の便りも聞こえてくる頃。
まだ寒さの続く地域でも、旬の食材を積極的に取り入れて、
体のなかから春を味わってみてはいかがでしょうか。


>> 二十四節気「春分」について詳しくはこちら

春分の献立

鶏のカリカリ焼き
ふきのとうソース添え

調理時間:30分
265kcal(1人分)

春らしいふきのとうの苦みを、洋風のソースにまとめました。
油淋鶏のようなカリカリとした食感が楽しい鶏肉は、ガツンと食べ応え抜群。
香ばしい鶏に春の味が絡んで、後引く一品です。

鶏のカリカリ焼き ふきのとうソース添え
材料:2人分

鶏もも肉…大1枚(300g)
塩…小さじ1/3
黒コショウ…適量

(ふきのとうソース)
ふきのとう…4個
にんにく(みじん切り)…1片
アンチョビ(みじん切り)…2枚
白ワイン…カップ1/2
バター…小さじ1

(付け合わせ)
レモン、スナップエンドウ、
ラディッシュなど…好みで適宜


つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    ふきのとうは半分に切って、分量外の酢水(酢小さじ1+水カップ1)につけておきます。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    鶏もも肉は白い脂肪と筋を取り除き、皮と肉が縮まないよう、両面に包丁でまんべんなく穴を開けます。キッチンペーパーで水気をよく拭き取り、皮目の方にだけ塩を振ります。

    【ポイント】
    白い脂肪は臭みの元になるので、丁寧に除きましょう。また、塩を振るのは皮目にだけ。肉にも振ってしまうと、焼いている間に肉汁がどんどん流れ出てしまいます。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    フッ素樹脂加工のフライパンを強火で熱し、2の鶏肉を皮めを下にして入れます。鶏肉の上にアルミホイル(またはオーブンシート)をのせ、その上に鶏肉より一回り大きな重石(水を入れた鍋など)をのせます。火を弱めの中火にして12~15分ほど焼きます。

    【ポイント】
    重石をのせることで、鶏肉の焼き縮みが少なくカリッと焼きあがります。重石が肉全体に満遍なくのるように気をつけましょう。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    皮がカリカリになったら、裏返して弱火でさらに2~3分焼きます。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    アルミホイルに包み、コンロのそばで5分ほど休ませます。まな板にのせて、食べやすく切ります。

    【ポイント】
    焼きたてを切ると、肉汁が溢れ出てしまいます。5分ほどおいて肉汁を落ち着かせてから、包丁を入れましょう。アルミホイルに包むことで、冷めてしまうことを防ぎます。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    ふきのとうソースをつくります。4で使ったフライパンの余分な脂を、少しだけ残してキッチンペーパーで拭き取ります。にんにく、アンチョビを炒めます。

  • 7.

    レシピ つくりかた

    香りが立ってきたら、1の水気を絞ったふきのとうをみじん切りにします。フライパンに加えて、さらに炒めます。

    【ポイント】
    ふきのとうはアクで変色してしまうため、フライパンに入れる直前に、手早くみじん切りにしましょう。

  • 8.

    レシピ つくりかた

    白ワイン、バターを加え、細かく揺すりながら煮詰めます。器に5の鶏を盛り付け、ソースと付け合わせを添えたら完成です。

    【ポイント】
    細かく揺することで水分と油脂を乳化させて、とろみのあるソースに仕上げます。

栄養のまめ知識

*ふきのとうは、ふきの花の蕾。春の短い時季にだけ楽しめる山菜です。カリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれ、食物繊維も豊富です。独特の苦味は「ケンフロール」という苦味成分で、これは免疫機能を増強してくれるといわれています。

*蕾が開いておらず、黒ずみなどがなく色がきれいで、乾燥していないものを選びましょう。



過去の春分のレシピを見る
美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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