【冬至】鶏もも肉の柚子煮 | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2017 冬至

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 冬至 イメージ

2017年12月公開

いよいよ今年最後の節気「冬至(とうじ)」を迎えました。
冬至に柚子湯に入ると風邪を引かないという言い伝えがありますが、
料理にも旬の柚子を取り入れてみてはいかがでしょうか。


>> 二十四節気「冬至」について詳しくはこちら

冬至の献立

鶏もも肉の柚子煮

調理時間:50分
440kcal(1人分)

骨付きの鶏もも肉を使った、パーティーにもぴったりな一品。
柚子の酸味とほのかな苦味が口いっぱいに広がります。
鶏肉は柚子の酸の作用でほろほろと崩れるほど柔らか。
煮汁は柚子に含まれるペクチンによって、ジャムのようにとろとろです。
柚子も柔らかくなっているので、鶏肉と一緒に食べると美味しくいただけます。

鶏もも肉の柚子煮
材料:2人分

骨付き鶏もも肉…2本(400g)
柚子…1個(40g)
にんにく…1片(10g)
オリーブオイル…小さじ1

(A)
柚子果汁…カップ1/4
水…カップ1
しょうゆ…大さじ2
砂糖※…大さじ4

青梗菜…1株(100g)

※砂糖はコクや香ばしさが加わるきび糖や三温糖がおすすめです。

つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    鶏もも肉はキッチンペーパーで水気を拭き取り、フォークで両面全体に穴を開けます。

    【ポイント】
    フォークで穴を開けることで、味が染み込みやすくなり、火も通りやすくなります。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    柚子は横半分に切って、種ごと調理します。軽く絞って、果汁は(A)に加えます。にんにくはみじん切りにします。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    フライパンにオリーブオイルをしき、1を皮目を下にして並べます。焼いていくうちに脂が出てくるので、キッチンペーパーできれいに拭き取ります。

    【ポイント】
    フライパンで鶏肉の両面をしっかり焼いて、出てきた脂をキッチンペーパーできれいに拭き取ることで脂が落ち、カロリーダウンになります。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    焼き色がついたら裏返して、さらに焼き色がつくまで焼きます。脂が出てきたら、3と同様に拭き取ります。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    4に2の柚子とにんにく、(A)を加えます。煮立ったら落とし蓋をして、弱めの中火で30分ほど煮ます。

    【ポイント】
    落とし蓋は全体を覆ってください。大きさが足りなければ、写真のようにオーブンシートに小さな穴を数箇所開けたものを用意し、上から木製の落とし蓋などで押さえます。このレシピは酸が強い柚子を使っているので、アルミホイルの使用は避けてください。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    落とし蓋を取って中火にし、裏返して煮詰めます。煮汁が少なくなったら、もう一度裏返して煮汁を全体に絡めて火を止めます。器に盛り、好みでさっと茹でた青梗菜を添えます。

栄養のまめ知識

*柚子に含まれる酸の作用で、鶏肉が通常よりも短時間で柔らかくなります。 また、酸の作用によって骨に含まれるカルシウムが煮汁に溶け出すので、煮汁も残さずいただくのがおすすめです。


*鶏肉は繊維が柔らかくて消化のいい肉です。皮や骨の周りにはコラーゲンが多く含まれ、良質なタンパク質を豊富に含みます。
また、肉の中ではビタミンAが多いのも特徴です。ビタミンAは鼻や喉などの粘膜を強化して、ウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。免疫力を高める働きのあるビタミンCと一緒にとって、風邪をひきやすいこれからの季節に備えましょう。
(ちなみに柚子の皮にはビタミンCが大変豊富に含まれるのですが、今回は長く加熱してしまうためビタミンCはほとんど損失してしまいます。添えた青梗菜からビタミンCは摂れますが、お好みで生の柚子皮を散らしていただくのも、ビタミンC補給にはおすすめです)


*鶏肉は肉厚で艶があり、弾力のあるものを選びます。皮に毛穴が高く盛り上がっていて、ちりめん状のシワが多いものが新鮮です。


美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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