私たちが比べてみました 暮らしの道具、徹底比較

計量スプーン編

2019年6月公開

料理をする上で大切な“はかる”という作業。
目分量だと、同じ料理なのに毎回味が違うなんてことも……。
特にお菓子づくりでは、正しくはかることが重要です。
そんな“はかる”作業で欠かせないのが「計量スプーン」。
計量スプーンといってもさまざまな形状のものがあり、
自分にとって使いやすいものはどれなのかと悩んでしまう人も多いはず。
今回は、cotogotoで扱っている3種類の計量スプーンを比較しました。

スタッフの紹介

  • シュリ

    30代、夫と子どもと3人暮らし。
    調味料が入っている容器の大きさによって、
    柄の長さが違う計量スプーンを使い分けている。

  • シホ

    30代、彼と2人暮らし。
    大さじ1/2や小さじ1/2など、容量ごとに計量スプーン6種を使い分けている。
    きっちり計量したい慎重派。

  • ミナミ

    20代、1人暮らし。
    1人暮らしをきっかけに計量スプーンを買ったが、使わないまま現在に至る。
    調味料の計量は目分量。

どんな計量スプーンを使っていますか?

▲「計量スプーン(家事問屋)」を使って大さじ1をはかっているところ。

シュリ

私は、「計量スプーン(工房アイザワ)」のような
何本かがセットになったステンレス製と
小さな陶器製の計量スプーンを使っています。
どちらも調味料が入る皿の部分は、深さのあるタイプ。
調味料が深い瓶に入っているときには、
柄の長い計量スプーンを使ったり、容器に合わせて使い分けることも。
失敗したくないお菓子づくりのときなどは、しっかり計量していますが、
料理のときには、味はそこまで変わらないかな、
と思ってざっくりとしか計量していませんね。

シホ

私は、正確に計量できるように
大さじ、大さじ1/2、小さじ、小さじ1/2、小さじ1/3、小さじ1/4と
容量違いで6本の計量スプーンを持っています。
味つけを失敗しないように料理でもお菓子づくりでも
計量スプーンは毎日使ってますね。
レシピ本を見ていると、「大さじ1/2」と書いてあったりしますが、
大さじだけしか持っていないと、大さじのどこが1/2にあたるのかわからないんです。
ちゃんとはからないと納得できない性分でもあるので、
目分量ではなく、毎回しっかりはかっています。
大さじはステンレス製で、他の計量スプーンはプラスチック製。
どのサイズも、皿は深いタイプです。

ミナミ

私は柄が短くて、「計量スプーン(工房アイザワ)」のように
容量の違う計量スプーンがリングで一つに繋がっているものを持っています。
素材はステンレス製で、皿は浅いタイプ。
購入してから3年くらい経っていますが、スプーンが繋がっていると、
はかるときに使っていないスプーンがじゃらじゃらと邪魔なんですよね。
とはいえ、リングから外すとなくしちゃいそうで……。
結局、使いにくさもあって、料理をするときは目分量で味つけをしています。
でも、目分量だと同じ料理も毎回違う味つけになってしまって……。

シホ

料理の味を安定させるためにも、
きちんとはかることをおすすめします!
計量スプーンできちんとはかれば、
毎回美味しい料理がつくれるはずですよ。

早速、計量スプーンを比べてみましょう

まずは、正しいはかり方をおさらい


ミナミ

計量スプーンを使って調味料をはかっていても、
毎回微妙に味が変わってしまうことがありました。
大さじ、小さじは間違っていないはずなのに、どうしてでしょう。

シュリ

もしかしたら、計量スプーンの使い方が間違っているのかもしれません!
計量スプーンを使う前に、正しい使い方をおさらいしておきましょう。

▲「やくさじ/計量スプーン(コンテ)」をつかって計量しているところ。

シホ

例えば、大さじ1をはかるとき、
粉末は、ふんわりすくった後、スプーンの背などですり切ります。
液体の場合は、スプーンを水平に持って、
表面張力で盛り上がるくらいまで入れます。
縁ぎりぎり(盛り上がっていない)くらいだと、ちょっと少ないです。

ミナミ

そうだったんですね!
粉末は、普通にすくってそのまますり切っていなかったし、
液体は、こぼれるのが嫌だったので、
スプーンの縁の部分より少し下までしか入れていませんでした。

シュリ

ミナミさんのはかり方だと、粉末は、大さじ1強に、
液体は、大さじ1弱になってしまいますね。
正しいはかり方を意識して計量していきましょう。



実際に計量してみましょう


ミナミ

今回は、よく使う調味料の中から
粉末の「塩」、「片栗粉」、液体の「醤油」、「ごま油」の4種類を用意します。
各計量スプーンの大さじ1、小さじ1を各自1回ずつ計量してみましょう。
cotogotoで扱っている計量スプーンはすべてステンレス製。
素材は同じでも、かたちは異なる3種類なので、
正しく計量できているかを確認しつつ、
それぞれの計量スプーンの使いやすさにも注目していきます。

シホ

正しく計量できているかを確認するため、
計量した大さじ1、小さじ1の重量をはかります。
料理の世界では、「標準重量」という
材料の標準の量が決められていて、
醤油の大さじ1は18g、ごま油の大さじ1は12gといったように、
材料によって重量の目安があるそう。
この標準重量を基準に正しい計量ができているか、確認していきます。

粉末(塩・片栗粉)

▲粉末は、ヘラやスプーンの柄の部分などですり切ると正確に計量できます。
写真は「計量スプーン(工房アイザワ)」を使用。

▲塩の小さじ、大さじを計量した、3人の結果の平均値。

▲片栗粉の小さじ、大さじを計量した、3人の結果の平均値。

シュリ

まずは、粉末の塩と片栗粉を計量してみましょう。
今回塩は、あら塩(並塩)を使用しています。
標準重量から誤差があったとしても
基本、1gに満たないくらいですね。
「計量スプーン(工房アイザワ)」の大さじは誤差が大きいようですが
他の二つに比べて計量しにくかったですか?

▲各計量スプーンを横から見たところ。上から「計量スプーン(工房アイザワ)」、
「計量スプーン(家事問屋)」、「やくさじ/計量スプーン(コンテ) 」。

ミナミ

「計量スプーン(工房アイザワ)」は、今回の計量スプーンの中で
計量する皿の部分が一番浅いかたち。
だからか、慎重にすり切らないと、
余分にすり切ってしまいそうになります。
後日、改めてはかりなおしてみたら、
標準重量に近い値が出たので、慎重に計量すれば正しい量がはかれるみたい。
でも実際の料理のときには、時間をかけていられない場面もあると思うので、
常に正しく計量できるのか心配ですね。

シホ

皿の部分が浅いことで、スプーンの中に材料が残りづらいのはうれしいかも。
すり切り用のヘラがついているのもポイントですよね。
ヘラがないと、他のスプーンの背などですり切らないといけないので、
専用のものがあると助かります。

シュリ

一方「計量スプーン(家事問屋)」は、皿部分が一番深いので、
すくい取った調味料が底に残りがち。
だけど、野菜もくり抜けるほど丈夫につくられているので、
かたまってしまった塩や砂糖をすくいたいときも
スプーンが曲がってしまう心配はありません。

シホ

それに柄の部分が、皿とほぼ水平なので、
柄に沿ってすり切れば、正しくはかれますね。

▲cotogotoで扱っている中で一番柄の長い「やくさじ/計量スプーン15ml (コンテ)」。
底の深い瓶に入った調味料も、しっかりすくえます。
容器は、「密封びん 1L(セラーメイト)」を使用。

ミナミ

柄の長い「やくさじ/計量スプーン (コンテ)」は、
深い瓶に入った調味料もすくいやすいのがいいですね。
「計量スプーン(工房アイザワ)」と同じように、
皿の部分が浅いので、調味料が残ってしまうこともありません。
浅いから余計にすり切ってしまうのではと思いましたが、
持ち手の角度が絶妙で安定するから、標準重量に近い値ではかれました。

液体(醤油・ごま油)

シホ

次に計量するのは、醤油とごま油といった液体です。
こぼさないように、控えめに注いでしまいがちですが、
表面張力でこぼれないぎりぎりの量を計量していきましょう。

▲液体はスプーンを水平に持って、表面張力で盛り上がるくらいまで入れます。
写真は「計量スプーン(家事問屋)」を使用。

▲醤油の小さじ、大さじを計量した、3人の結果の平均値。

▲ごま油の小さじ、大さじを計量した、3人の結果の平均値。

シュリ

今回も「計量スプーン(工房アイザワ)」の大さじは
他の二つに比べて大幅な誤差がありますね。

ミナミ


こちらも、後日改めてはかりなおしてみたら、
標準重量に近い値で計量できたので、
慎重に計量すれば大丈夫なようですね。
「計量スプーン(工房アイザワ)」で液体をはかるとき他に気になるのは、
柄が水平で、ある程度の長さがあるので持ちやすいかと思いきや
スプーンを水平に保つのが難しく感じるところ。
他の二つに比べ、軽くて薄くて持ちやすいのはいいんだけど……。

シュリ

「計量スプーン(工房アイザワ)」より柄の長い
「やくさじ/計量スプーン (コンテ)」は、
長く持ってしまうと手がぷるぷるして不安定でしたが、
そこは、短く持つことで解消。
柄に角度があるので、皿部分を水平にしやすく液体でも計量しやすいです。

▲「計量スプーン(家事問屋)」は、大さじ、小さじが1本になっています。

シホ

「計量スプーン(家事問屋)」は、皿部分が深いから
こぼれる心配がなくて、安心して計量できます。
だけど、他の二つの計量スプーンと違って、
1本のさじの両側に大さじと小さじがついているから、
大さじを使ったあと、小さじではかろうとすると
大さじに残っていた液体が流れてきます……。
これだと手やキッチンが汚れてしまいます。
とはいえ、いちいち洗ったり拭き取ったりするのは面倒。

シュリ

使い勝手の面でいうと、液体には不向きですね。
砂糖や薄力粉などの粉末にはいいかもしれません。

最後に、計量スプーンの違いをまとめてみました

▲「やくさじ/計量スプーン (コンテ)」は、柄が長いので、
計量後の混ぜ合わせもしやすいです。

シュリ

「やくさじ/計量スプーン (コンテ)」は、
柄の角度が絶妙で皿部分を水平に保ちやすいのが特徴なので、
全体的に計量しやすかったです。
かたちが普通のスプーンのように柄が長いので、
混ぜたり、味見スプーンとして使えたり、他の用途でも活躍してくれそう。
一つ要望を挙げるなら、吊るせるように柄に穴があいてたらよかったな。

シホ

両端に大さじ小さじの皿がついている「計量スプーン(家事問屋)」は、
液だれしてきてしまうので、液体を両方ではかりたいときには不向き。
両方使いたいときには、液だれの心配もない粉末がいいですね。 厚いステンレス板が使われていて丈夫なので、
かたまってしまった塩や砂糖を崩すときにも便利。
大さじ、小さじの他にも、
別売りで小さじ1/2とひとつまみがはかれる計量スプーンもあるので、
合わせて購入するのもおすすめ。

ミナミ

「計量スプーン(工房アイザワ)」は、正しく計量するために、
他より慎重にはからなければいけないのが気になるところ。
調理中は計量に時間をかけていられないことがほとんどなので、
普段正確にはかれるか、少し不安はあります。
だけど、大さじ、小さじの他にも小さじ1/2とすり切り用のヘラが
セットになっているのがよかったです。
スプーン一つ一つに穴が空いていて、
吊るしたりして収納できるのはいいですね。

シュリ

「計量スプーン」一つとっても、かたちや使い勝手はさまざま。
キッチンツールの中でも安価で、頻繁に使うものだから、
いくつか持っておいても便利かもしれません。

  • 計量スプーン (工房アイザワ)

    素材:
    18-8ステンレス

    サイズ:
    小さじ1/2 約W142×D28×H6mm
    小さじ1 約W149×D33×H8mm
    大さじ1 約W162×D47×H9mm
    ヘラ 約W153×D28mm

    重さ:
    小さじ1/2 約10g
    小さじ1 約12g
    大さじ1 約19g
    ヘラ 約9g

    備考:
    食器洗浄機 ○

    【特徴】
    ・すり切り用のヘラがついている
    ・計量部分が浅く、調味料がたまりにくい
    ・スプーン一つ一つに穴が空いているので、
    吊るして収納できる

    【価格(税抜)】
    650円

    詳しくはこちら
  • 計量スプーン (家事問屋)

    素材:
    18-8ステンレス

    サイズ:
    S W24×D130×H10mm
    L W42×D152×H20mm

    重さ:
    S 約20g
    L 約50g

    備考:
    食器洗浄機 ○

    【特徴】
    ・大さじ、小さじが繋がっていて、1本で済むので便利
    ・深さがあるので、液体がこぼれにくい
    ・野菜のくり抜きができるほどの丈夫さ
    ・柄が皿部分とほぼ水平なので、すり切りやすい

    【価格(税抜)】
    S 1,000円
    L 1,100円

    詳しくはこちら
  • やくさじ/計量スプーン (コンテ)

    素材:
    18-8ステンレス

    サイズ:
    5ml 約W196×D35.5×H15mm
    15ml 約W213×D49.5×H21mm

    重さ:
    5ml 約28g
    15ml 約39g

    備考:
    食器洗浄機 ○

    【特徴】
    ・柄が長いので、
    底の深い容器に入った調味料もすくいやすい
    ・混ぜたり、味見をしたりなど、用途が広がる
    ・柄の角度が絶妙で、皿部分を水平に保ちやすい

    【価格(税抜)】
    5ml 1,200円
    15ml 1,400円

    詳しくはこちら
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