1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

秋風が吹いてきました。
ほっくりとした煮物が恋しくなってくる季節。
旬の里いもに味をしっかり煮含ませた「里いもの煮物」は、
暑かった夏の疲れも癒してくれるやさしい味わいです。

「里いもの煮物」に一手間加えて別のおかずへと変身させるリメイクレシピは、
ねっとりとした里いもの独特の食感を活かした2品。
もっちりぷるぷるの「里いもおやき」と、
つるりといくらでも食べられそうな「里いもと豚こまの餃子」です。

「里いもの煮物」から広がる
3つの美味しい!

里いもの煮物

一番手軽にできる方法で

里いものぬめり取りには、皮を剥く前後に下茹でする方法などもありますが、手早くつくりたいお弁当のときは、皮を剥いたあとに塩揉みする方法が一番手軽でおすすめです。

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  • 基本のおかず

    1

    ほっくりやわらかい、ほっとする味

    里いもの煮物

    材料(1人分)

    里いも…2個(100g)
    にんじん…1/7本(20g)
    いんげん…2本(10g)

    (A)
    出汁…1/4カップ
    しょうゆ…小さじ1
    みりん…小さじ1
    砂糖…小さじ1/2

    つくり方

    1.里いもは洗って皮を剥き、一口大に切ります。ボールに入れ、塩少々(分量外)をまぶしてよく混ぜ、ぬめりを洗い流します。にんじんは乱切りにします。
    2.いんげんは3cmの長さに切って茹で、ざるに上げます。
    3.鍋に(A)、1を入れて中火にかけ、ふつふつしてきたらペーパーなどで落とし蓋をし、蓋をずらしてのせ、弱めの中火で15~20分煮ます。途中、煮汁がなくなりそうなら出汁、または湯を適量足します。
    4.2を加えて30秒ほど煮たら火を止めます。粗熱を取り、汁気を切ってお弁当に詰めます。



    ぬめりをしっかり取る

    ポイント!
    里いもは水分と合わさるとぬめりが出る性質があります。ぬめりがあると味が中まで染み込みにくくなるため、皮を剥いた後に塩で揉み洗いをし、ぬめりを落とします。

  • リメイクおかず

    1

    香ばしさがアクセント

    里いもおやき

    材料(1人分)

    「里いもの煮物」…1人分
    片栗粉…大さじ2
    サラダ油…小さじ1

    つくり方

    1.ボールに「里いもの煮物」の里いも、にんじんを入れてフォークなどでよくつぶします。いんげんは、小口切りにして合わせ、片栗粉も加えてよく混ぜます。2等分にして平らに丸めます。
    2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、1を並べて入れます。焼き色がついたら裏返し、水大さじ1(分量外)を回し入れ、蓋をして弱めの中火で2分ほど焼きます。
    3.水気を飛ばし、焼き色がついたら火を止めます。

  • リメイクおかず

    1

    野菜のやさしい甘味と豚肉の旨味

    里いもと豚こまの餃子

    材料(10個分)

    「里いもの煮物」…1人分
    豚こま肉…50g
    ぎょうざの皮…10枚

    (A)
    ごま油…小さじ1/2
    酒…小さじ1
    片栗粉…小さじ1
    こしょう…少々

    ごま油…小さじ1

    つくり方

    1.豚肉は粗みじんに刻み、(A)を加えてよく混ぜます。里いも、にんじんは粗みじんに切り、いんげんは小口切りにします。
    2.ボールに1を合わせてよく混ぜ、10等分にしてぎょうざの皮で包みます。
    3.フライパンにごま油を中火で熱し、2を並べます。
    4.焼き色がついたら水1/3カップを加えて蓋をし、3分ほど蒸し焼きにします。

     
美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

ふわふわ肉だんご


ふわふわ肉だんご

豚挽き肉、豆腐、大葉に片栗粉、塩、酒を合わせて一口大にして蒸した、あっさりと食べられる一品。豆腐を入れることでふわっとやわらかい食感になります。豚肉に含まれるビタミンB1は、疲労回復やスタミナアップに一役買ってくれる栄養素。夏の疲れが出やすい秋のはじめに積極的に摂りたい食品です。

材料(1人分)

豚挽き肉…50g
木綿豆腐…30g
大葉…2~3枚

(A)
酒…小さじ1/2
水…大さじ1/2
塩…少々
片栗粉…小さじ1

つくり方

1.大葉は粗みじん切りにします。ボールにすべての材料を入れてよく混ぜます。
2.1を3等分し、スプーンで丸めて耐熱容器にのせ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で2分30~40秒加熱します。粗熱を取ってお弁当に詰めます。


ルッコラとマスカットの和え物


ルッコラとマスカットの和え物

食べやすく切ったルッコラとマスカット、スモークサーモンを酢、塩、サラダ油のシンプルな味つけでいただきます。ルッコラの苦味とマスカットの爽やかな甘味が絶妙な組み合わせで、サーモンとの相性も抜群です。ルッコラは、抗菌作用がある苦み成分や、美肌やがん予防に効果があるビタミンA、ほうれん草の2倍にあたるビタミンCのほか、ミネラルや調整作用のある食物繊維といった、うれしい栄養素が多く含まれる野菜です。地中海沿岸が原産のため、気候が似ている春と秋に多く出回ります。

材料(1人分)

ルッコラ…1束(20g)
マスカット…4粒(30g)
玉ねぎ…1/10個(20g)
スモークサーモン…2枚(10g)

(A)
サラダ油…小さじ1
酢…小さじ1/2
塩、こしょう…各少々

つくり方

1.ルッコラは3cmの長さに切ります。マスカットは洗って皮ごと半分に切ります。玉ねぎは薄切りにし、冷水で揉み洗いします。サーモンは一口大にちぎります。
2.ボールに(A)を合わせ、1を加えて和えます。汁気を切ってお弁当に詰めます。

使ったお弁当箱

小判弁当箱 小(りょうび庵)

まっすぐな木目が美しい秋田杉を使った秋田県の伝統工芸品「大館曲げわっぱ」の弁当箱。無塗装仕上げなので秋田杉ならではの香りや、吸湿性・調湿性も存分に実感できます。「里いものの煮物」のようなやさしい味わいのおかずを、ほんのり香る杉の香りが引き立ててくれます。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。
みないきぬこさん
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