蓋物 (南景製陶園)
ありそうでなくて、でもどこか懐かしいのには訳がありました。
「南景製陶園」の「蓋物」は、
「ベンリー急須 黒練、白練」から注ぎ口と持ち手を除いたかたちの容器。
修行中の僧が、経をとなえながら食物や金銭を受けとる鉢のかたちから
発想を得た「鉄鉢(てっぱつ)」は、底から縁にむかって斜めに広がりながら立ち上がります。
「鉄鉢」より容量があって、ゆるやかに丸みを帯びた姿の「杏(あんず)」は、
碁石を収納する碁笥(ごけ)のよう。
どちらもちょこんとつまみのついた蓋がのります。
色はマットな質感に控えめな光沢のある
「黒練(くろねり)」と「白練(しろねり)」の2種類。
「黒練」は、鉄分を多く含む陶土を燻しながら本焼きしたもの。
グレーがかったやわらかな黒が落ちついた印象です。
「白練」は、大正時代に流行した白い陶土を南景製陶園がオリジナルで復刻したもの。
薄いグレージュのような色合いがスタイリッシュです。
さっと手にとれるところに置いておきたいリップクリームや目薬など
細々したものをまとめれば、リビングの景色もすっきり。
釉薬をかけずに高温で焼きしめた「せっ器」なので、
吸水性がなく、におい移りが少ない素材もポイント。
食品を入れるのにも適しています。
スパイスやティーバッグ、ナッツや砂糖菓子を入れて、
お茶の時間には急須とのコーディネートを楽しめます。
食卓にあっても、ほどよい緊張感と存在感。
和えものや梅干し、漬物などを入れて、気合を入れてつくった前菜の器として。
蓋をあける瞬間のワクワク感も演出の一部になります。
もし残ったら蓋をしてそのまま冷蔵庫へ、と保存容器の役割も。
どこに置いても、どんなシチュエーションでも違和感なく馴染んで、
「実は、この器……」と、おもてなしの席の話題づくりにも一役買ってくれちゃうのです。
バリエーション&商品詳細
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- 材質
- せっ器
>> お手入れについてはこちら - サイズ
- 鉄鉢:約φ100×H85mm
杏:約φ105×H100mm - 重量
- 鉄鉢:約205g
杏:約245g - 容量
- 鉄鉢:約270ml(満水)/約216ml(8分目)
杏:約410ml(満水)/約328ml(8分目)
※容量の計測方法について - 備考
- 電子レンジ:〇 オーブン:× 食器洗浄機:△
※蓋をしたまま電子レンジにかける場合は、少し蓋をずらしてください
南景製陶園(なんけいせいとうえん)について
三重県四日市市にて、急須の製造を主とする萬古焼(ばんこやき)メーカー。
現在では約300種類の茶器をつくっています。
土は良質な製品をつくる源と考え、一かけらの土でも無駄にしないように心がけています。
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ご購入の前に知っておいていただきたいこと
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- その他のご注意
>> 手仕事によりつくられているため、色味やサイズには個体差があります。
>> 一つ一つ手仕事でつくられているため、釉薬がムラになっていたり、かかり具合が異なる場合があります。また、土の色やかたちにも多少の違いがあります。
>> 「白練」と「黒練」で土の配合が違うため、焼成による収縮率も微妙に異なり、「白練」の方がわずかに大きくなる場合があります。
>> 色ムラが見られることがあります。また、「白練」は、部分的にオレンジ色に発色している場合があります。これは陶土に含まれる天然のミネラル分が発色したものですのでご安心ください。
>> 「黒練」は、焼きムラなどにより、光沢が見られる場合があります。
>> 底にわずかながたつきが見られることがあります。
>> 高台部分にかすれが見られることがあります。
>> 原材料に鉄粉の入った陶土を使用しており、表面に黒く班が出る部分がありますが、商品の風合いとしてお楽しみください。
>> メーカーの品質基準をクリアしたもののみ販売しております。また、当店でもさらに検品を行った後に、お客様にお届けしております。
【使用上のご注意】
>> 洗浄には中性洗剤などをご利用ください。研磨剤つきのスポンジ、金属たわし、クレンザー等のご使用はお止め下さい。器を傷つける恐れがあります。
>> 汚れやにおいが気になる場合は、薄めた食器用酸素系漂白剤に一晩浸していただくと、きれいになります。漂白剤のにおいが残らないようしっかりとすすぎ、よく乾かしてください。