1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

煮豚

あさりの身が肥え美味しくなる季節です。
同じく旬の山菜・こごみと合わせれば、お弁当に春を呼び込むおかずのでき上がり。
ぷりぷりしたあさりと、こりこりしたこごみの食感の違いも楽しいおかずです。
あさりの旨みを余すところなくいただくため、
殻つきのものを剥き身にするところからご紹介します。

「あさりの山椒煮」に一手間加えて別のおかずへと変身させるリメイクレシピは、
あさりの旨みが加わることで定番料理がごちそうになる
「あさり入り卵焼き」と「あさりごはん」をご紹介します。



「あさりの山椒煮」から広がる
3つの美味しい!

あさりの山椒煮

火入れは最低限に

火を入れすぎると身が縮んでかたくなってしまうあさり。酒蒸しにして剥き身にした後は、極力火を通さないようにするのがポイントです。ふっくらぷりぷり、冷めてもやわらかく仕上がります。

矢印

あさり入り卵焼き

混ぜて焼くだけ

卵に混ぜて焼き、卵焼きにリメイク。「あさりの山椒煮」に旨みも味もついているので、味つけ不用なのもうれしいところです。丸いフライパンで、厚焼き卵をきれいにつくることができる方法もご紹介します。

  • 基本のおかず

    1

    あさりの旨みを山椒が引き立てる

    あさりの山椒煮

    材料(1人分)

    殻つきあさり…150g(剥き身40g)
    酒…大さじ1

    (A)
    しょうゆ…小さじ1/2
    みりん…小さじ1

    こごみ…3~4本
    山椒…少々

    つくり方

    1.こごみはさっと茹でてザルにあげ、粗熱が取れたら3cmの長さに切ります。
    2.フライパンに酒を入れて中火にかけ、ふつふつしてきたらあさりを加えて蓋をし、2分ほど蒸します。
    3.2をざるに上げて汁気を切り、汁気はフライパンに戻して(A)、1、山椒を加えてさっと煮て火を止めます。
    4.あさりは殻から身を外し、3に加える。
    5.汁気を切ってから、お弁当に詰めます。


    あさりを剥き身にする

    ポイント!
    酒蒸しにしたあさりは、片貝で貝柱を切ると身をきれいに剥くことができます。スプーンなどを使ってもできますが、片貝だと剥きたい貝のサイズやカーブと合いやすく、やりやすいのです。

  • リメイクおかず

    1

    やさしい味とやさしい食感

    あさり入り卵焼き

    材料(1人分)

    「あさりの山椒煮」
    …1人分(約60g)
    卵…1個
    サラダ油…小さじ1

    つくり方

    1.ボウルに卵を割りほぐし、「あさりの山椒煮」の煮汁大さじ1、「あさりの山椒煮」を加えてよく混ぜます。
    2.フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、1を流し入れます。
    3.大きく混ぜて全体に広げ、縁が固まってきたら両サイドを折りたたんで、奥から手前に巻いていきます。
    4.取り出して、粗熱が取れたら食べやすく切り分けます。

    ポイント!
    丸いフライパンで厚焼き卵をつくる場合、卵液を流し込んだ後、縁がかたまってきたところで両サイドを折りたたんで巻きます。四角い卵焼き器で焼いたときのように、端がきれいに仕上がります。

  • リメイクおかず

    1

    あさりの旨みでおかずいらず

    あさりごはん

    材料
    (つくりやすい分量:米1合分)

    「あさりの山椒煮」
    …1人分(約60g)
    米…1合
    山椒…適宜

    つくり方

    1.米は洗ってざるに上げ、炊飯器または鍋で炊きます。
    2.炊きあがったら、「あさりの山椒煮」を汁ごと加えて蓋をし、10分ほど蒸らします。塩少々(分量外)で味を調え、食べる際にお好みで山椒をかけます。

     
美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

さや豆の炒り豆腐


さや豆の炒り豆腐

さやに入ったグリーンピースや絹さやは、若々しい緑色の春の豆。にんじんと一緒に水切りした木綿豆腐とそぼろ状に炒めれば、どこかなつかしい、ほっとする味わいの副菜になります。グリーンピースには、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防になるカロテンが豊富。皮膚や粘膜を健やかに保つ効果もあるので、アレルゲンの多い春に理に適った食材です。最後に鰹節をまぶすことで、出汁を入れなくても旨みが加わります。さらに、鰹節がほどよく汁気を吸ってくれるので、お弁当に入れやすくなります。

材料(1人分)

グリーンピース(さやつき)…3本(約18粒/10g)
絹さや…5~6枚(10g)
にんじん…10g
木綿豆腐…80g

(A)
しょうゆ…小さじ1/2
みりん…小さじ1/2
塩…少々

鰹節…1/2パック(1g)
サラダ油…小さじ1

つくり方

1.グリーンピースはさやから出し、絹さやはへたと筋をとります。にんじんは2cmの長さの細切りにします。
2.鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩少々を入れてグリーンピースを茹でます。1分ほどしたら絹さやも加えて30秒ほど茹でてざるに上げます。
3.フライパンにサラダ油を中火で熱し、豆腐を崩しながら炒めます。
4.にんじんを加えて2分ほど炒め、ポロポロになったら1、(A)を加えて調味します。鰹節を加えて全体を混ぜ、火を止めます。


うるいのサラダ


うるいのサラダ

さくさくっとした食感で苦みやクセがなく、軽いぬめりも食欲をそそるうるいを、洋風にアレンジしていただきます。アク抜きの必要のないうるいは、山菜の中では扱いやすい食材。ビタミンCが豊富なうえ、生で食べられるのでビタミンCを損なわず摂取できます。季節感も出るので、お弁当にも活用しましょう。マヨネーズとヨーグルトを半々で使用することで、もったりしすぎず、軽やかなに仕上がります。

材料(1人分)

うるい…1本(20g)
ラディッシュ…1個
ハム…1枚

(A)
マヨネーズ…大さじ1
ヨーグルト…大さじ1
レモン汁…小さじ1/2
塩…少々

つくり方

1.うるいは2cm幅に切ります。ラディッシュは、麺棒などで叩いて割りほぐし、塩少々をまぶして5分ほど置いたら、水気をキッチンペーパーで軽く押さえます。ハムは2cmの長さの細切りにします。
2.ボールに(A)を合わせ、1を加えて和えます。

使ったお弁当箱

小判弁当箱 小(りょうび庵)

秋田杉を使った無塗装の曲げわっぱ。木がほどよく水分を吸ってくれるから、ごはんがべちゃっとせず美味しくなると定評があります。昔ながらの木の弁当箱は、和風のおかずとの相性抜群。シミが心配な油分のあるものは、おかずカップを活用するなど工夫しましょう。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。
みないきぬこさん
ご利用ガイド