煮あなご | お弁当おかずリメイクレシピ | cotogoto コトゴト
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1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

さっぱりとした味わいが好まれるあなごは、脂分が少ない夏が旬とされる魚。
食欲がないときでも食べやすく、高タンパク質で疲労回復効果のある栄養分も含まれるため、
夏のお弁当にもぜひ取り入れたい食材です。
食べ物が傷みやすい季節ですから、濃いめの味つけでしっかり火を通す「煮あなご」に。
ごはんがパクパクと進みます。

「煮あなご」に一手間加えて別のおかずへと変身させるリメイクレシピは、
いつもの卵焼きがごちそうになる「あなご巻き」と、
「煮あなご」の甘辛さを酸味がさっぱりとまとめる「あなごの酢の物」です。



  • 基本のおかず

    1

    しっとりした甘さでごはんが進む

    煮あなご

    材料(1人分)

    あなご(さばいたもの)
    …1尾(60g)
    出汁…1/2カップ

    (A)
    酒、みりん…各大さじ1
    しょうゆ…大さじ1/2~小さじ2
    砂糖…小さじ1

    刻み海苔、山椒…適量

    ※今回、出汁は昆布と鰹の合わせ出汁を使用。

    つくり方

    1.あなごは半分の長さに切り、皮を上にしてザルにのせます。くさみを取るため、熱湯を回しかけ流水でさっと洗います。包丁の背で皮をしごいてぬめりを取ります。
    2.鍋に出汁、(A)を入れて中火にかけ、沸々してきたら1の皮を上にして入れます。落とし蓋をして、煮汁が少し残る程度まで15分ほど弱めの中火で煮ます。
    3.お弁当箱にごはんを入れ、お好みで刻み海苔をちらし、煮あなごをのせます。お好みで山椒を散らします。



    ぬめりをしっかり取る

    ポイント!
    あなごの皮目にくさみがあるので、湯引き後、包丁の背で黒いぬめりをしっかり取り、洗い流します。

  • リメイクおかず

    1

    ごちそうになるあなご入り卵焼き

    あなご巻き

    材料
    (つくりやすい分量:6切れ)

    「煮あなご」…1/2人分(30g)
    卵…3個

    (A)
    出汁…大さじ3
    砂糖…大さじ1
    薄口しょうゆ…小さじ1

    サラダ油…適量

    ※今回、出汁は昆布と鰹の合わせ出汁を使用。

    つくり方

    1.ボールに卵を割りほぐし、(A)を加えてよく混ぜます。
    2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、余分な油を切ります。
    3.1の1/4量を流し入れ、全体を混ぜます。表面が乾いてきたら奥側にあなごをのせ、奥から手前に巻いていきます。
    4.奥にスライドさせ、キッチンペーパーで全体に油を敷き、1の1/4を流し入れ、表面が乾いてきたら奥から手前に巻きます。残りの卵液も同じように焼きます。
    5.巻き終わったら取り出して巻きすに巻き、そのまま粗熱を取ります。巻きすがない場合は、巻かなくても大丈夫です。食べやすく切り分けます。

  • リメイクおかず

    1

    こっくりとさっぱりの絶妙なバランス

    あなごの酢の物

    材料(1人分)

    「煮あなご」…1/2人分(30g)
    きゅうり…1本(80g)
    生姜(薄切り)…2枚
    ワカメ(戻したもの)…10g

    (A)
    酢、出汁…各大さじ1
    砂糖…小さじ1/2
    しょうゆ…小さじ1

    ※今回、出汁は昆布と鰹の合わせ出汁を使用。

    つくり方

    1.あなごは幅5mm程度の細切りにします。きゅうりは小口切りにし、塩少々をまぶして5分ほど置き、水気を絞ります。生姜は千切りにします。ワカメは一口大に切ります。
    2.ボールに(A)を合わせ、1を加えて和えます。

     
美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

なすとみょうがの
バルサミコしょうゆ炒め


なすとみょうがのバルサミコしょうゆ炒め

食べやすく切ったなすをしょうゆ、みりん、バルサミコ酢で炒め、仕上げにみょうがや大葉など香味野菜と和えます。バルサミコ酢は、火を入れると酸味が飛び甘さが出るため、酸味が苦手な人にもおすすめ。しょうゆとの相性も抜群です。なすの皮には抗酸化作用のある成分が含まれているので、皮ごと調理します。みょうがや大葉の香りも、食欲増進に一役買ってくれます。

材料(1人分)

なす…1本(60g)
みょうが…1個(20g)
大葉…1枚

(A)
しょうゆ…小さじ1
バルサミコ酢…小さじ1
砂糖…小さじ1/2

サラダ油…小さじ1
実山椒(水煮)…少々

つくり方

1.なすは縦半分に切り、2cm幅の半月切りにします。水に5分ほど放し、水をよく拭きます。みょうがは小口切り、大葉は粗めのみじん切りにします。
2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、なすを炒めます。
3.水大さじ1を振り入れ、全体が馴染んだら合わせた(A)を回し入れ、1分ほど煮詰めます。
4.火を止めて、みょうが、大葉を加えて混ぜます。お好みで実山椒を加えて混ぜます。


オクラと油揚げの揚げ焼き


オクラと油揚げの揚げ焼き

味がよく絡むよう小麦粉をまぶして揚げたオクラと、香ばしく焼き色をつけた油揚げを酢、しょうゆ、からしで和えた一品。オクラのネバネバには整腸作用があり、便秘解消に。皮膚や粘膜の健康維持に役立つカロテンも豊富です。からしのツンとした辛さがお弁当のアクセントになる副菜です。

材料(1人分)

オクラ…3本(30g)
油揚げ…1/4枚(5g)

(A)
酢、しょうゆ…各小さじ1
練りからし…小さじ1/3

小麦粉…少々
サラダ油…適量

つくり方

1.テフロン加工のフライパンを中火で熱し、油揚げを両面きつね色がつくまで2~3分ずつ焼きます。フライパンは、焼いているときにくっつきやすいので、テフロン加工のものがおすすめ。粗熱が取れたら1cm幅程度の短冊切りにします。
2.オクラはさっと洗って斜め半分に切り、小麦粉をまぶします。
3.1のフライパンにサラダ油を中火で熱し、2を炒めます。水大さじ1(分量外)を振り入れ、水気がなくなるまで炒めます。
4.ボールに(A)を合わせ、1、3を加えて和えます。

使ったお弁当箱

美作めんつ 丸型 600
(野間清仁)

岡山県美作(みまさか)地域でつくられた、側板に檜、蓋板と底板に杉と2種類の材を組み合わせてつくられた丸型の曲げ物のお弁当箱。丸いことで詰め方の自由度が広がり、ごはんの上におかずをのせるスタイルもしっかり収まります。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。
みないきぬこさん
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