【大暑】茄子とモッツァレラの餃子 | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2019 大暑

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 大暑 イメージ

2019年7月公開

二十四節気の「大暑(たいしょ)」は、暑さが最も厳しくなるとき。
そろそろ梅雨もあけて、セミの声が響き渡り、
真っ青な空には入道雲、ときに激しい雷雨に襲われたりなど、
夏らしさを感じられる日々がはじまりそうですね。
涼しい梅雨から急に夏を迎えるので、
紫外線などしっかり対策しましょう。


>> 二十四節気「大暑」について詳しくはこちら

大暑の献立

茄子とモッツァレラの餃子

調理時間:25分
257kcal(1人分)

今回ご紹介するのは、旬のなすを使った「茄子とモッツァレラの餃子」です。
お肉は一切使わず、なすとモッツァレラチーズ、削り節、バジルでつくる
おつまみ感覚で食べられる羽根つき餃子です。
ジューシーで食べ応え抜群のなすは、お肉と間違えてしまいそうなほど。
モッツァレラチーズやバジルを一緒に包んだ
洋風な味わいの餃子は、白ワインと合わせて食べてもよさそう。
粉チーズを使ってパリッとした羽を、
簡単につくれる方法も紹介しています。

茄子とモッツァレラの餃子
材料:2人分

なす…中1本(120g)
モッツァレラチーズ…1/2個(50g)
バジル…小12枚
削り節…2パック(10g)
醤油…小さじ2
餃子の皮…12枚
オリーブオイル…大さじ1
粉チーズ…大さじ2
ぬるま湯(30~40℃程度)
…カップ1/3

(飾り用)
バジル…好みで適宜
削り節…好みで適宜


つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    なすはヘタを除き、粗めのみじん切りにします。削り節と醤油をまぶし、しんなりするまで置いておきます。

    【ポイント】
    なすは刻む途中でアクにより黒ずんできますが、抗酸化成分であるポリフェノールによるものなので問題ありません。削り節は、風味をよくするだけでなく、なすから出る水分を吸い取ってくれる効果もあります。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    モッツァレラチーズは、棒状に12等分にします。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    餃子の皮にバジル、1、2を乗せて通常の餃子をつくる要領で包みます。

    【ポイント】
    包む際、バジルの葉が大きい場合は適宜ちぎって使いましょう。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    フッ素樹脂加工のフライパンに半量のオリーブオイルを敷いて餃子を並べ、強めの中火にかけます。餃子の底に写真のように軽く焼き色がつくのを確認します。

    【ポイント】
    餃子はフライパンの鍋底にくっつきやすく破れやすいので、フッ素樹脂加工のフライパンをおすすめしています。鉄製のフライパンを使う場合はよく油をなじませたものを使い、油も多めに敷いてください。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    ぬるま湯に粉チーズを溶かしたものを回し入れます。蓋をして中火にし、4~5分ほど焼きます。

    【ポイント】
    ぬるま湯に粉チーズを溶かすことで、フライパン全体に満遍なくチーズが行きわたります。ぬるま湯は、30~40℃くらいの手で触っても熱くない程度のものを使いましょう。お湯の温度が高すぎると粉チーズが溶けてひと塊になってしまいます。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    水分がなくなってきたら、残りのオリーブオイルを羽の上に回しかけます。羽がきつね色になってパリッとしたら器に盛ります。バジル、削り節を添えたら完成です。

栄養のまめ知識

*「なす」は大半が水分で栄養が少ない野菜とされてきましたが、近年は皮に含まれるポリフェノールの一種「なすニン」などに強い抗酸化作用が期待されています。紫外線を浴びることにより体内で活性酸素が発生し、肌のシミやしわ、老化の原因になります。なすをはじめとしたポリフェノールを含む夏野菜をたっぷり摂って活性酸素を体から追い出しましょう。

*「なす」は、“ガク”に鋭いトゲがついていて、ヘタの切り口が瑞々しいもの。皮にツヤと張りがあり、「茄子紺」といわれる紫色が濃いものが新鮮です。低温乾燥が苦手なので、冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、種が黒くなったり傷みやすくなります。新聞紙とポリ袋で二重に包み、野菜庫または常温で保存して2~3日で食べ切りましょう。

美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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