つくり方
1.打ち豆はたっぷりの水につけて2~3分ほど戻します。鍋に湯を沸かし、水気を切った打ち豆、小房に分けたカリフラワーを入れて2分ほど茹でてザルに上げます。
2.豚肉は細切りにし、(A)を揉み込みます。ピーマンは細切りにします。
3.フライパンにごま油を中火で熱し、豚肉を炒めます。肉の色が変わったら、1とピーマンを加え、(B)で調味します。
ポイント!
打ち豆は、茹でた大豆をつぶして乾燥させたもの。下ごしらえは、2~3分水に浸けるだけで、茹でる必要はありません。
新豆の季節。
乾物の大豆は調理に時間がかかりますが、
茹でた後つぶして乾燥させた「打ち豆」なら、あっという間。
手軽に扱えるから、お弁当にも活用したい食材です。
今回は豚肉と一緒に中華炒めに。
豆の香ばしさが食欲をそそります。
「打ち豆と豚肉の中華炒め」に一手間加えて
別のおかずへと変身させるリメイクレシピは、
お湯を注ぐだけでできる「春雨スープ」と
サンドイッチのレパートリーに加えたい変わり種「中華サンド」です。
基本のおかず
大豆のうまみが味に奥行きを
打ち豆と豚肉の中華炒め
材料(1人分)
打ち豆…20g
豚焼き肉用…80g
(A)
酒…小さじ1
塩・胡椒…少々
にんにく(すりおろし)…少々
カリフラワー…3房(60g)
赤ピーマン…1/2個(20g)
(B)
オイスターソース…小さじ1
酢…小さじ1/2
みりん…小さじ1/2
ごま油…小さじ1
つくり方
1.打ち豆はたっぷりの水につけて2~3分ほど戻します。鍋に湯を沸かし、水気を切った打ち豆、小房に分けたカリフラワーを入れて2分ほど茹でてザルに上げます。
2.豚肉は細切りにし、(A)を揉み込みます。ピーマンは細切りにします。
3.フライパンにごま油を中火で熱し、豚肉を炒めます。肉の色が変わったら、1とピーマンを加え、(B)で調味します。
ポイント!
打ち豆は、茹でた大豆をつぶして乾燥させたもの。下ごしらえは、2~3分水に浸けるだけで、茹でる必要はありません。
リメイクおかず
寒い季節にうれしいあたたまる一品
春雨スープ
材料(1人分)
「打ち豆と豚肉の中華炒め」
…1/3人分
乾燥春雨…10g
中華スープの素…小さじ1/2
熱湯…200ml
塩、胡椒…各少々
つくり方
1.カップなどの容器に「打ち豆と豚肉の中華炒め」、乾燥春雨、中華スープの素を入れ、熱湯を注ぎます。
2.2分ほど置いて春雨を戻します。味を見て、お好みで塩、胡椒で調えます。
リメイクおかず
からしマヨネーズがアクセント
中華サンド
材料(ドックパン2~3個分)
「打ち豆と豚肉の中華炒め」…1人分
ドックパンなどお好みのパン
…2~3個
マヨネーズ、からし…各適量
つくり方
1.ドックパンは切り込みを入れ、マヨネーズ、からしを塗ります。
2.「打ち豆と豚肉の中華炒め」をサンドします。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
白菜と三つ葉のゆず浸し
塩もみした白菜に三つ葉を合わせ、ゆず果汁と出汁、しょうゆで和えた、箸休めにぴったりの副菜。三つ葉とゆずの香りが爽やかで、白菜のシャキシャキした歯ごたえも楽しい一品です。白菜は大根・豆腐とともに、精進料理で滋養があるとされる「養生山宝」と呼ばれるほど優れた食材。ビタミンとミネラルのバランスがよく、胃などの消化器官の働きを整えてくれます。
材料(1人分)
白菜…1枚(60g)
三つ葉…1/3束(10g)
ゆず皮…少々
(A)
出汁…大さじ2
しょうゆ…小さじ1/2
ゆず汁…小さじ1/2
つくり方
1.白菜は細切りにし、塩少々(分量外)をまぶして5分ほど置きます。三つ葉は3cm幅に切ります。
2.ボールに白菜を絞って入れ、三つ葉、刻んだゆず皮、(A)を加えて和えます。
里芋とくるみのサラダ
マッシュした里芋にくるみとマヨネーズ、味噌を混ぜた和風ポテトサラダ。里芋ならではのねっとりした食感が後を引きます。里芋には、塩分を排出する働きのあるカリウムが豊富。また、脳細胞を活発化させたり、コレステロール値を下げる効果のある成分も含まれています。
材料(1人分)
里芋…1個(50g)
くるみ…5g
(A)
味噌…小さじ1/4
マヨネーズ…大さじ1/2
つくり方
1.里芋は洗ってラップをし、電子レンジ(600W)で1分半~2分加熱します。粗熱が取れたら(皮を剥き?)、ボウルに入れフォークでつぶします。
2.くるみを粗目に刻んで加え、(A)も加えてよく混ぜます。
使ったお弁当箱
小判型ランチボックス
(工房アイザワ)
横長の楕円形で持ち運びに便利な弁当箱。ステンレス製なので、炒めものなど油を使ったおかずも気にせず詰められます。角がない小判型は、隅まで洗いやすいのもポイントです。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。