煮豚 | お弁当おかずリメイクレシピ | cotogoto コトゴト
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1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

煮豚

年末年始の持ちよりパーティーなどでも活用できるボリュームおかず「煮豚」。
冷めてもしっとり、箸でするっと切れるほどやわらかく仕上げる方法をご紹介します。
使う豚肉の部位はお好みで。こってり食べ応えがあるのはバラ、
あっさり仕上がるのはロース、その中間くらいが肩ロースです。
「煮豚」にひと手間加えてつくるリメイクレシピは、
時短でつくれる「煮豚回鍋肉(ホイコーロー)」と、
余りがちな煮汁を美味しく活用する「煮豚の炊き込みご飯」です。



  • 基本のおかず

    1

    箸で切れるほど、ふわっとやわらかい

    煮豚

    材料(つくりやすい分量:
    完成量約280g)

    ※お弁当には、1/3~1/2を詰めます。

    豚塊肉…300g前後
    生姜(薄切り)…2~3枚
    長ネギ(青い部分)…1本分(適宜)
    ゆで卵…1個
    水…2カップ
    酒…大さじ2
    黒酢…大さじ1

    (A)
    しょうゆ…大さじ2
    みりん…大さじ2
    砂糖…大さじ1 1/2

    つくり方

    1.豚肉は、脂身の多い肩ロースとバラを使用する場合、肉が膨張してばらけないようタコ糸を巻きます。フライパンを強火で熱し、豚肉の表面を焼きつけます。
    2.鍋に水、酒、生姜、長ネギの青い部分と1を入れ強火にかけ、沸騰したらアクを取ります。黒酢を加え鍋の蓋をずらしてのせ、弱めの中火で40分ほど煮ます。酢が肉のたんぱく質を分解し、よりやわらかく仕上がるうえ、味に奥行が加わります。
    3.(A)の半量を入れてさらに20分煮ます。残りの(A)、ゆで卵を加えてさらに20分煮たら火を止め、そのまま粗熱を取ります。タコ糸を取り、好みの厚さに切り分けます。




    ポイント!
    肩ロースやバラは、煮る前にタコ糸を巻いておきます。肉の片端から2cm感覚に斜めにらせん状に巻いていきます。反対側の端に来たら、巻いた糸とクロスするようにまた斜めらせん状に巻き戻ります(写真1)。

    二つの糸端を、巻きつけたタコ糸の同じ糸に交互に通します(写真2)。

    糸端をかた結びして固定します(写真3)。

  • リメイクおかず

    1

    肉厚な煮豚で食べ応え十分

    煮豚回鍋肉

    材料(1人分)

    「煮豚」…100g
    キャベツ…1枚(60g)
    ピーマン…1個(25g)

    (A)
    味噌…小さじ1/2
    砂糖…小さじ1/2
    しょうゆ…小さじ1
    豆板醤…小さじ1/4
    片栗粉…小さじ1/4
    水…大さじ1
    ごま油…小さじ1

    つくり方

    1.「煮豚」は2cm角に切ります。キャベツ、ピーマンは一口大に切ります。(A)はよく混ぜ合わせておきます。
    2.フライパンにごま油を中火で熱し、キャベツ、ピーマンを加えて炒めます。
    3.しんなりしたら煮豚を加えて炒め、合わせた(A)を回し入れて調味します。
  • リメイクおかず

    1

    旨味たっぷり、彩り満点

    煮豚の炊き込みご飯

    材料 (つくりやすい分量)

    「煮豚」…130~140g
    長ネギ(みじん切り)
    …3/4本分(50g)
    米…2合
    にんじん…1/3本(40g)
    春菊…3本(50g)
    煮豚の煮汁…1カップ(200㏄)
    出汁…160㏄
    ごま油…大さじ1
    ※出汁は昆布とかつおの合わせ出汁がおすすですが、お好みで。「煮豚」の煮汁が入るので、水でも大丈夫です。

    つくり方

    1.「煮豚」は1.5cm角に切ります。米は洗ってざるに上げます。にんじんは2cmの長さの細切り、春菊は粗みじんに切ります。
    2.米、煮豚、にんじん、煮汁、出汁を合わせて炊飯します。鍋炊きの場合は、炊く前に20~30分浸水させます。
    3.炊き上がったら、春菊を加え、ごま油を回しかけます。全体を混ぜて塩少々で味を調えます。
美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

芽キャベツとコーンのナムル


芽キャベツとコーンのナムル

芽キャベツとコーン缶をごま油、ニンニク、塩、こしょうで和えてナムルに。冬が旬の芽キャベツは、普通のキャベツに比べ、骨を丈夫にするビタミンKや、風邪予防・疲労回復・肌荒れなどに効果的なビタミンCが豊富。また、胃の調子を調えてくれる栄養素も含まれているため、何かと食べ過ぎがちな年末年始に上手に取り入れたい食材です。

材料(1人分)

芽キャベツ…小3~4(30g)
コーン缶…大さじ2

(A)
ごま油…小さじ1
ニンニク(すりおろし)…小さじ1/5
塩、こしょう…各少々

つくり方

1.芽キャベツは半分に切ります。
2.耐熱容器にすべての材料を合わせ混ぜ、ラップをして電子レンジ(600W)で1分20~30秒加熱します。全体をよく混ぜます。


大根とラディッシュの甘酢和え


大根とラディッシュの甘酢和え

ぱりぱりとした食感や甘酢のさっぱりした味わいで、箸休めにぴったりな副菜。ラディッシュの皮の赤色が、茶色い煮豚弁当のアクセントになります。ラディッシュはカブの仲間のように見えますが、大根の一種。大根と同じようにジアスターゼという消化や胃腸の調子を調える栄養素が含まれています。また、実より皮の方がビタミンCが多く含まれているため、旬の瑞々しい時期は皮ごと調理するのがおすすめです。

材料(1人分)

大根…30g
ラディッシュ…1個(5g)
ラディッシュの葉…1束分(5g)
塩…小さじ1/5

(A)
酢…大さじ1/2
砂糖…小さじ1
塩…少々

つくり方

1.大根は3~4mm幅のいちょう切りにします。ラディッシュは小口切り、葉は5mm幅に切ります。合わせて塩を振り、5分ほど置きます。
2.ボールに(A)を合わせ、水気を絞った1を加えて和えます。10分ほど置いたら水気を切ってお弁当に詰めます。

使ったお弁当箱

アルミ弁当箱
小判型内フタ付L
(大一アルミニウム製作所)

軽くて持ち運びにうれしいアルミ製弁当箱。においや汁漏れしにくい内蓋つきです。オーバル形は洗いやすく、油分が気になる煮豚のようなおかずでも、するっときれいに洗い上がります。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。
みないきぬこさん
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