めざしのぬか焼き | お弁当おかずリメイクレシピ | cotogoto コトゴト
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1品で3度美味しい!お弁当おかずリメイクレシピ

初夏から秋にかけて脂がのり、美味しさの旬を迎えるいわし。
中でも、頭から骨まで丸ごといただける「めざし」なら、下処理いらずで手軽です。
めざしとは、カタクチイワシやウルメイワシなど、小ぶりないわしを塩漬けして干したもの。
さらにぬかに漬けてから焼く「めざしのぬか焼き」は、
魚特有のくさみが取れ、お弁当にぴったり。
いわしのうま味が凝縮しているから、素朴ながらごはんが進むおかずです。

「めざしのぬか焼き」に一手間加えて別の料理へと変身させる「リメイクレシピ」は、
千切り野菜と一緒に唐辛子を効かせた甘酢をかける「めざしの南蛮漬け」と、
ほぐした身を大葉やみょうが、枝豆と一緒にごはんに混ぜ込む「夏のめざしごはん」です。

  • 基本のおかず

    1

    きゅっと凝縮されたうま味

    めざしのぬか焼き

    材料(1人分)

    めざし…2本(60g)
    米ぬか…約100g
    ※ぬか漬けのぬか床を使っても可。

    つくり方

    1.ぬか床をつくります。ぬかに沸騰させて冷ました水(分量外)を少しずつ加えて混ぜます。ぎゅっと握るとまとまる程度のかたさが目安です。
    2.めざし全体に1をまぶし、冷蔵庫に入れて半日~一晩寝かせます。ぬか漬けのぬか床を使う場合は、塩気があるので漬け時間を短く(1時間程度に)します。
    3.濡らして絞ったキッチンペーパーなどでぬかを軽く拭き取り、グリルで裏表2~4分ずつ弱めの中火で焼きます。トースターで焼く場合は、天板にアルミホイルをしき、7~8分ほど焼きます。途中焦げそうならアルミホイルを被せます。

  • リメイクおかず

    1

    焼き漬けでさっぱりあっさり

    めざしの南蛮漬け

    材料(1人分)

    「めざしのぬか焼き」…2本
    にんじん…1/10本(15g)
    ピーマン…1/2個(10g)
    紫玉ねぎ…1/6個(30g)

    (A)
    赤唐辛子(小口切り)…少々
    酢…大さじ1
    砂糖…小さじ2
    しょうゆ…大さじ1/2
    水…大さじ1/2
    塩…少々

    つくり方

    1.にんじん、ピーマンは千切り、紫玉ねぎは薄切りにして水で揉み洗いします。三つを合わせておきます。
    2.(A)は合わせて耐熱容器に入れ、ラップをしないで電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱します。1を加えてよく混ぜます。
    3.「めざしのぬか焼き」に2をかけます。めざし自体塩気があるので味が馴染みやすく、すぐに食べられます。

  • リメイクおかず

    1

    夏の風味をたっぷり混ぜ込む

    夏のめざしごはん

    材料(1人分)

    「めざしのぬか焼き」…2本
    ごはん…100~150g
    大葉…2~3枚(2g)
    たくあん…2切れ(20g)
    生姜(薄切り)
    …2~3枚(3g)
    茹で枝豆…20g(正味)
    塩…少々
    白ごま…小さじ1

    つくり方

    1.「めざしのぬか焼き」は頭と骨をよけて身をほぐします。大葉、たくあんは粗みじん切り、生姜は千切りにします。
    2.ボウルにごはん、1、枝豆を入れて混ぜます。塩少々で味を調え、白ごまを振ります。

     
美味しい食べ合わせ

プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。

きゅうりとみょうがの酸辣菜


きゅうりとみょうがの酸辣菜

「酸辣菜(サンラーツァイ)」は、ピリッと唐辛子などを効かせた中華風の和え物のこと。今回は、皮をところどころ剥いたきゅうりに熱した調味液を加えることで、漬け込み時間を短縮させます。きゅうりの成分はほとんどが水ですが、体を冷やす作用があるので、夏の暑い時期におすすめです。

材料(1人分)

きゅうり…3/4本(60g)
みょうが…1個(20g)
塩…小さじ1/4

(A)
酢…小さじ2
砂糖…小さじ1
サラダ油…小さじ1
赤唐辛子(小口切り)…少々
ホワジャオ(あれば)…少々

つくり方

1.きゅうりはピーラーでところどころ皮を剥き、乱切りにします。みょうがは縦半分に切り、斜め薄切りにします。合わせてボウルに入れ、塩をまぶし5分ほど置きます。キッチンペーパーで水気をしっかりと拭きます。
2.少し大きめの耐熱容器に(A)を入れ、ラップをしないで電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱します。
3.2が熱いうちに1を加えてよく混ぜ、和えます。そのまま20分ほど冷蔵庫に入れて味を馴染ませ、お弁当には汁気を切って詰めます。



甘酒と生姜の寒天


甘酒と生姜の寒天

「飲む点滴」と言われるほど栄養満点の甘酒を、お弁当に入れやすいよう寒天で固めてデザートに。やさしい甘味を生姜の香りとピリッとした辛味が引き立てます。必須アミノ酸が含まれている甘酒は、疲労回復に効果的。腸内環境を整え、善玉コレステロールを増やす働きも。暑さで胃腸が弱り気味の夏こそ、上手に活用しましょう。

材料(つくりやすい分量)

寒天…1袋(4g)
水…200ml
甘酒…400ml
生姜汁…小さじ1/2
ゆであずき…適量

つくり方

1.鍋に水を入れ、寒天を振り入れます。強火にかけ、沸騰したら弱火にして2分ほどよく混ぜながら溶かします。
2.甘酒、生姜汁を加えて火を止めます。
3.さっと濡らしたバッドなど平たい容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間ほど冷やします。
4.適量を切り分けてお弁当に詰め、お好みでゆであずきを添えます。

使ったお弁当箱

積層弁当箱 一段 黒(公長齋小菅)

まっすぐな竹目や、きりりと角が立った四角形が清々しい竹製のお弁当箱。約450mlとコンパクトなので、副菜を別容器で持って行くときなどに重宝します。ウレタン塗装が施されているので、油染みや色移りを気にせず、入れるおかずを選ばないのもうれしいところ。

みないきぬこさん

料理家

女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。
みないきぬこさん
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