つくり方
1.鶏肉は一口大に切って(A)を揉み込みます。エリンギは乱切りにします。わけぎは斜めに2~3cm幅に切ります。
2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏肉の皮を下にして入れます。焼き色がついたら裏返して焼き、エリンギ、栗を加えて炒めます。
3.(B)を加え、ふつふつしてきたら弱めの中火にし、蓋を少しずらしてのせ、10分ほど煮ます。
4.わけぎを加えて全体を混ぜ、煮汁が少し残る程度まで30秒ほど煮詰めます。粗熱が取れたら、軽く汁気を切ってお弁当に詰めます。
秋を感じる栗を旬のきのこや鶏肉と一緒に煮物に。
栗は甘く、くちなしで色づけられた甘露煮を使用。
黄金色がお弁当を美味しそうに彩ります。
栗の甘味がしっかり下味をつけた鶏肉の旨味を引き立てて、
「食欲の秋」を実感する煮物です。
「鶏と栗の煮物」に一手間加えて別のおかずへと変身させるリメイクレシピは、
ごろりとした具が食べ応えのある「鶏と栗の混ぜごはん」と、
ゴルゴンゾーラチーズの塩味とコクが後を引く「鶏と栗のグラタン」です。
基本のおかず
黄金色の栗の存在感大
鶏と栗の煮物
材料(1人分)
鶏もも肉…1/4枚(60g)
(A)
酒…小さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
しょうが汁…小さじ1/2
栗の甘露煮…2個(20g)
エリンギ…1本(20g)
わけぎ(細ねぎや長ねぎも可)
…1本(30g)
(B)
出汁…1/4カップ
酒…小さじ1
みりん…小さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
サラダ油…小さじ1
つくり方
1.鶏肉は一口大に切って(A)を揉み込みます。エリンギは乱切りにします。わけぎは斜めに2~3cm幅に切ります。
2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏肉の皮を下にして入れます。焼き色がついたら裏返して焼き、エリンギ、栗を加えて炒めます。
3.(B)を加え、ふつふつしてきたら弱めの中火にし、蓋を少しずらしてのせ、10分ほど煮ます。
4.わけぎを加えて全体を混ぜ、煮汁が少し残る程度まで30秒ほど煮詰めます。粗熱が取れたら、軽く汁気を切ってお弁当に詰めます。
リメイクおかず
おかずと主食がこれ一つで
鶏と栗の混ぜご飯
材料(1人分)
「鶏と栗の煮物」…1人分
ごはん…150~200g
白ごま…少々
つくり方
1.「鶏と栗の煮物」の鶏肉と栗は、大きければ半分に切ります。わけぎは細切りにします。
2.ボールにごはん、汁気を軽く切った「鶏と栗の煮物」を入れて混ぜます。お好みで白ごまを振ります。
リメイクおかず
栗の甘味とチーズの塩気が高相性
鶏と栗のグラタン
材料(1人分)
「鶏と栗の煮物」…1人分
ゴルゴンゾーラチーズ…50g
(A)
牛乳…大さじ3
小麦粉…小さじ1
こしょう…少々
粉チーズ…大さじ1
つくり方
1.鍋に(A)を入れてよく混ぜ、中火にかけます。ゴルゴンゾーラチーズをちぎって加え、よく溶かします。
2.「鶏と栗の煮物」を加えてとろみがつくまで1分ほど煮たら耐熱容器に流し入れ、チーズを振ります。
3.トースターで焼き色がつくまで10分ほど焼きます。途中焦げそうならホイルを被せます。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
まいたけのかき揚げ
きのこの美味しい季節。ほぐしたまいたけと三つ葉、桜えびを衣で和えてかき揚げに。サイズを調整しやすいかき揚げは、お弁当におすすめです。まいたけには血圧や血糖を下げる働きがあり、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など、生活習慣病の予防に役立ちます。
材料(1人分)
まいたけ…60g
三つ葉…5~6本
桜えび…大さじ1(2g)
(A)
小麦粉、片栗粉…各小さじ1
(B)
小麦粉、片栗粉…各小さじ2
揚げ油…適量
塩…少々
つくり方
1.まいたけはざく切りにします。三つ葉は1cm幅に切ります。かぼちゃとお豆のキッシュ
かぼちゃとミックスビーンズを卵、牛乳、チーズを合わせたフィリング液に加えてトースターで焼くだけの、お手軽キッシュ。パイ生地がない分、あっさりと食べられます。かぼちゃはβカロテンが豊富。βカロテンは、体内でビタミンAに変換され、髪や皮膚、粘膜の健康維持、呼吸器系を守る働きがあります。
材料(180×120mmの
バット1台分)
かぼちゃ…1/8個(100g)
ミックスビーンズ…1パック(50g)
玉ねぎ…1/4個(50g)
にんにく(みじん切り)
…小さじ1/2
(A)
卵…2個
牛乳…1/3カップ
塩、こしょう…各少々
ピザ用チーズ…60g
サラダ油…小さじ1
つくり方
1.かぼちゃは皮ごと1cm幅のいちょう切りにします。玉ねぎは粗みじん切りにします。使ったお弁当箱
GEL-COOL L (三好製作所)
保冷剤と蓋が一体化した弁当箱。日中気温が高い日もある10月にも安心です。そのうえ蓋を外せば電子レンジにも対応しているから、持ち運ぶときは冷やして、食べるときはあたたかく、という使い方が可能。「L」におかずを詰めておむすびを添えれば、しっかりボリュームのあるお弁当になります。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。