つくり方
1.豚肉に(A)をもみ込んで5分ほど置きます。
2.ボウルにマヨネーズ、水、塩を入れて混ぜ、小麦粉と片栗粉を加えてさっくりと混ぜます。1を加えて絡めます。
3.フライパンに揚げ油を1cmほど入れて中火で熱し、170度で両面を2~3分ずつ、カリッとするまで揚げます。
豚肉に小麦粉と片栗粉をまぶして揚げる「ぶた天」。
パン粉をまぶして揚げるトンカツよりも食べ応えが軽やかで、豚こま肉を使うからより手軽。
下味をしっかりつけてから揚げるので、冷めても美味しく、ごはんが進みます。
日々のお弁当おかずとして活躍してくれるおすすめメニューです。
たっぷりのキャベツや紅生姜と一緒にパンで挟む「ぶた天サンド」と、
野菜と炒めて甘酢っぱいタレを絡める酢豚風「ぶた天のエスニック炒め」にリメイクします。
基本のおかず
揚げることでコクとボリュームが増す
ぶた天
材料(1人分)
豚こま肉…80g
(A)
酒、しょうゆ…各小さじ1
しょうが汁…小さじ1/2
(衣)
マヨネーズ…大さじ1/2
水…大さじ2
塩…一つまみ
小麦粉…大さじ1と1/2
片栗粉…大さじ1
揚げ油…適量
つくり方
1.豚肉に(A)をもみ込んで5分ほど置きます。
2.ボウルにマヨネーズ、水、塩を入れて混ぜ、小麦粉と片栗粉を加えてさっくりと混ぜます。1を加えて絡めます。
3.フライパンに揚げ油を1cmほど入れて中火で熱し、170度で両面を2~3分ずつ、カリッとするまで揚げます。
リメイクおかず
肉とキャベツでボリューム満点
ぶた天サンド
材料(1人分)
「ぶた天」…1人前
キャベツ…1枚(80g)
大葉…2~3枚
紅生姜…適量
マヨネーズ…大さじ1
練り辛子、バター…各適量
食パン(6枚切り)…2枚
つくり方
1.キャベツは細切りにし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で1分加熱します。
2.トーストしたパンにバター、練り辛子を塗り、1枚に大葉、キャベツ、マヨネーズ、「ぶた天」、紅生姜を順にのせてサンドします。ラップで巻いて5分ほど馴染ませ、食べやすく切り分けます。
リメイクおかず
ナンプラーが旨味と味のアクセント
ぶた天のエスニック炒め
材料(1人分)
「ぶた天」…1人分
長ねぎ…1/2本(40g)
ピーマン…1/2個(20g)
赤ピーマン…1/2個(20g)
にんにく(みじん切り)
…小さじ1/2
生姜(みじん切り)
…小さじ1/2
赤唐辛子(小口切り)…少々
(A)
ナンプラー…小さじ1
ケチャップ…大さじ1
酢…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
胡椒…少々
サラダ油…小さじ1
つくり方
1.長ねぎは5cmの長さの細切りにします。ピーマンとパプリカはヘタと種を取って細切りにします。
2.フライパンにサラダ油、にんにく、生姜、赤唐辛子を入れて中火にかけ、香りが立ったら1と「ぶた天」を入れて炒めます。全体が馴染んだら、合わせた(A)を加えて調味します。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
しめじとパプリカのおからサラダ
しめじをパプリカと一緒におからで和えた一品。マヨネーズと酢を混ぜることで、おからがカッテージチーズのような味わいに。クリーミーで食べやすくなります。しめじは、免疫力を高める食物繊維の一種・βグルカンや骨粗しょう症予防に役立つビタミンDが豊富。パプリカが彩を添えてくれます。
材料(1人分)
おから(卯の花)…30g
しめじ…1/4パック(20g)
赤・黄パプリカ…各10g
(A)
マヨネーズ…大さじ1/2~1
レモン汁…小さじ1/2
塩、胡椒…各少々
つくり方
1.フライパンを中火で熱し、おからを加えて1分ほど炒っておきます。
2.しめじは石づきを落としてほぐします。パプリカは小さめの乱切りにします。耐熱ボウルに合わせて入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で50秒ほど加熱します。ざるに上げて全体を混ぜ、粗熱を取ります。
3.ボウルに(A)、1を加えて和えます。
青梗菜と油揚げのごま塩炒め
青梗菜(ちんげんさい)と油揚げをごま油で炒め、黒すりごま、塩でシンプルに調味。仕上げに加えるみょうがが味と香りのアクセントになります。青梗菜は、呼吸器系や髪の健康維持に関わるβカロテンや、歯や骨の強化に欠かせないカルシウムが豊富。油と一緒に調理すると摂取しやすくなります。
材料(つくりやすい分量)
青梗菜…1/2株(50g)
油揚げ…1/4枚(10g)
みょうが…1個(20g)
ごま油…小さじ1
塩…少々
黒すりごま…小さじ1
つくり方
1.青梗菜は葉と軸に切り分け、それぞれ5cmの長さの細切りにします。油揚げは細切りにします。みょうがは縦半分に切り、斜めに薄切りにします。
2.フライパンにごま油を中火で熱し、青梗菜、油揚げを炒めます。塩、黒すりごまを加えて調味し、みょうがを加えて火を止め、全体を混ぜます。
使ったお弁当箱
摺り漆 曲げわっぱ弁当箱 中
(小坂屋漆器店)
底板に木曽さわら、側板に木曽檜を使った曲げわっぱ。全体を摺り漆(拭き漆)で仕上げてあるため、シミがつきにくく、揚げ物も気兼ねなく詰められます。漆器は中性洗剤も使えるので、すっきり洗い上げられるのもうれしいポイント。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。