つくり方
1.小鍋に(A)を入れて強火にかけ、沸騰して20秒ほどしたら火を止めます。
2.1の粗熱が取れたら、ビニール袋に茹で卵と共に入れ、2~3時間漬けます。時間があれば、一晩漬けるとより味が染みます。
手軽でボリュームもアップする卵料理は、お弁当に欠かせないおかず。
卵焼きよりもさらに簡単で失敗知らずなのが煮卵です。
そして、いつものおしょうゆ味もいいですが、
調味料を変えると、ちょっと特別な「アジアン煮卵」に大変身。
コクも増してごはんにもよく合います。
挽き肉で包んで揚げるボリューム満点の「スコッチエッグ」と、
生野菜もたっぷりいただけるフレッシュな味わいの「アジアン卵サンド」にリメイクします。
基本のおかず
うま味たっぷりでごはんに合う
アジアン煮卵
材料(つくりやすい分量)
茹で卵…4~5個
(A)
ナンプラー…大さじ2
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1
オイスターソース…小さじ1
水…大さじ3
生姜(千切り)
…2~3枚分(5g)
つくり方
1.小鍋に(A)を入れて強火にかけ、沸騰して20秒ほどしたら火を止めます。
2.1の粗熱が取れたら、ビニール袋に茹で卵と共に入れ、2~3時間漬けます。時間があれば、一晩漬けるとより味が染みます。
リメイクおかず
挽き肉と揚げ衣でボリューム満点
スコッチエッグ
材料(3個分)
「アジアン煮卵」…3個
合い挽き肉…200g
玉ねぎ…1/8個(20g)
塩、胡椒、ナツメグ…各少々
(A)
パン粉…大さじ3
牛乳…大さじ2
溶き卵…1/2個分
小麦粉…大さじ2
溶き卵…1/2個分
パン粉…適量
揚げ油…適量
(B)
酢…大さじ1/2
ケチャップ…大さじ1
つくり方
1.玉ねぎは粗みじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で1分加熱します。
2.ボウルに合い挽き肉、塩、胡椒、ナツメグを入れてよく混ぜ、粘りが出てきたら粗熱を取った1、(A)を入れてよく混ぜます。
3.「アジアン煮卵」に小麦粉(分量外)をまぶし、3等分にした2の肉だねで包みます。
4.3に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。
5.鍋に揚げ油を入れ中火で熱し、170℃できつね色がつくまで、ときどき転がしながら7~8分揚げます。お好みで(B)を合わせたソースをかけていただきます。
リメイクおかず
かぶりつきたい美味しさ
アジアン卵サンド
材料(1人分)
「アジアン煮卵」…1個
バゲット…15cm分
(A)
煮卵の煮汁…50ml
片栗粉…小さじ1/2
豚しゃぶしゃぶ用肉…60g
にんじん(ピーラーでリボン状にしたもの)…10g
大根(ピーラーでリボン状にしたもの)…30g
レタス…1枚
マヨネーズ…大さじ1~2
パクチー…適量
つくり方
1.「アジアン煮卵」は輪切りにします。豚肉はさっと茹でてザルに上げます。にんじん、大根はピーラーでリボン状にします。
2.小鍋に(A)を合わせて中火にかけ、ふつふつしてきたら弱火にします。とろみがつくまで20秒ほど煮て、粗熱を取ります。
3.バゲットは横に切り込みを入れ、レタスを挟んでマヨネーズをのせます。1を挟み、2をかけ、お好みでパクチーを挟んでいただきます。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
ピリ辛セロリきんぴら
薄切りにしたセロリとささがきにした新ごぼうを赤唐辛子と炒め、ナンプラー、砂糖で調味。セロリのシャキシャキと新ごぼうとこりこりした食感が楽しめる一品です。セロリに含まれる食物繊維には、腸の調子を整えたり、コレステロールを下げる働きがあります。新生活がはじまり調子がつかめていない人など、体のリズムを整えるのに一役買ってくれます。
材料(1人分)
セロリ…1/2本(40g)
新ごぼう…1/4個(20g)
赤唐辛子(小口切り)…少々
サラダ油…小さじ1
(A)
ナンプラー…小さじ1/2
砂糖…小さじ1/2
水…大さじ1
胡椒…少々
つくり方
1.セロリ、新ごぼうは斜め薄切りにします。新ごぼうは流水でさっと洗いアクを抜きます。
2.フライパンにサラダ油、赤唐辛子を入れて中火で熱し、1を炒めます。
3.合わせた(A)を回し入れ、調味します。
ささみとスナップえんどうのザーサイ和え
加熱してほぐしたささみとスナップえんどう、黄パプリカをザーサイ和えに。ザーサイのうま味と塩気が効いて、ごはんにも合う副菜です。春野菜のスナップえんどうには、抗酸化作用のあるβカロテンや、肌を健康保つビタミンCが豊富。陽射しが強まる季節にうれしい食材です。
材料(1人分)
鶏ささみ…1本(50g)
塩、胡椒…少々
スナップえんどう…3本(30g)
黄パプリカ…1/8個(20g)
(A)
ザーサイ…10g
ごま油…小さじ1/2
酢…小さじ1/2
オイスターソース…小さじ1/2
つくり方
1.鶏ささみを耐熱容器に入れ、塩、胡椒を揉み込み5分ほどおきます。ラップをして電子レンジ(600W)で50秒~1分加熱します。粗熱が取れたら身をほぐします。
2.スナップえんどうはヘタとスジを取ります。パプリカは乱切りにします。
3.鍋に湯を沸かし、2を茹でてザルに上げます。粗熱が取れたら、スナップえんどうを半分に切ります。
4.ボウルに(A)を合わせ、1、3を加えて和えます。
使ったお弁当箱
角長ランチボックス
スリム2段(工房アイザワ)
幅が細く横長のスリムなお弁当箱。座りの悪い煮卵も、転がらずにきれいに収まり、詰めやすいかたちです。マチなしでもすっきり入るので、持ち運ぶカバンを選ばないのもうれしいポイント。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。