【長月】中川たまさんに教わる「秋刀魚のオイル漬け」 | 保存食暦 | cotogoto コトゴト - ページ2
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下地01

季節の恵みを大切にいただく、保存食暦

中川たまさんに教わる九月の保存食

秋刀魚と漬物の混ぜごはん

9月は、新米の季節でもあります。
旬の秋刀魚とごはんの組み合わせは、まさに秋の味覚。
香ばしいごま油が薫る和風の「秋刀魚のオイル漬け」は、ごはんとの相性ばっちり。
脂がのった秋刀魚のこってりした味わいを、
柴漬け、生姜、芽ネギ、すだちがさっぱりとまとめてくれます。
柴漬けの食感がアクセントになった混ぜごはんです。

材料(3人前)
  • 秋刀魚のオイル漬け(和風)
    …1匹分
  • あたたかいごはん…約3杯分
  • オイル漬けで使った生姜の千切り
    …適量
  • 柴漬けのみじん切り…30g
  • 芽ネギ…少々
  • かぼす…適量
  • いりごま(白)…少々
つくり方

1. 器にあたたかいごはんを盛り、ほぐした秋刀魚とその他の材料をのせ、スライスしたかぼすを飾ります。

2. 食べる際に、よく混ぜ合わせて取り分けます。

 

中川さんが選んだ器は…

大鉢03(小石原ポタリー)

普段の食卓でも「豪華に見えるから」と大皿料理が多いという中川さん。小石原ポタリーの大鉢は、「深さと角度が絶妙で、料理を盛るとさらによさがわかります。飛び鉋が主張しすぎないけれどデザイン性もあって、料理が映えますね」。



秋刀魚とマスカットのサラダ

秋刀魚の身だけでなく、秋刀魚の旨みがたっぷり染み出したオイルも
ドレッシングとして美味しくいただきます。
「華やかになるのでフルーツを入れるのが好きなんです」と中川さん。
今回は、洋風の「秋刀魚のオイル漬け」に、マスカットを合わせています。
清涼感のあるハーブのディルや、ほのかな苦味がアクセントになる紫色のトレビス、
しゃきしゃきした食感が楽しいカブも加え、すべての材料を和えるだけで、
彩りも味わいも華やかで特別感のある前菜のできあがりです。

材料(2~3人前)
 

(ドレッシング)

  • 秋刀魚のオイル漬け(洋風)
    …1匹分
  • シャインマスカット…約10粒
  • カブ…1個
  • レタス類…ひとつかみ程度
  • トレビス…2枚
    (なければ、スライス紫たまねぎ…適量)
  • オイル漬けのオイル(洋風)
    …大さじ1
  • ディルのみじん切り…3~4本分
  • 白ワインビネガー…大さじ1/2
  • 塩・こしょう…各少々
つくり方

1. 秋刀魚は一口大に切り、シャインマスカットは半分、カブは皮を剥いてくし切りにします。
2.ボウルに1とドレッシングの材料を入れよく混ぜ合わせた後に、食べやすい大きさにちぎったレタス類、トレビスを加え、さっと和えて器に盛ります。

 

中川さんが選んだ器は…

ピタプレート7寸 織部(4th-market)

ほどよい7寸のサイズと、織部釉の緑が美しいプレート。「織部のツヤ感が秋っぽくて素敵です。和食だけでなく洋食も似合いそうだなと、洋風のサラダを盛ってみました。和洋問わず使える色と大きさですね。ちょっと反っている縁も可愛らしくて、シンプルだけれど料理が引き立ちます」と中川さん。


 
中川たまさん
教えていただいたのは…

料理家 中川たまさん

ケータリングユニット「にぎにぎ」から料理に関わる仕事をスタート。
2008年に独立し、季節の野菜や果物など、旬の食材を活かしたレシピを書籍や雑誌にて提案。保存食や発酵食など、季節の手仕事に関するレシピ発信やイベントも開催。 著書に『季節を慈しむ保存食と暮らし方 暦の手仕事』(日本文芸社)など。



 

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