管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2019 雨水

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 雨水 イメージ

2019年2月公開

名前の通り、広く雨模様の1日からのスタートとなった二十四節気の「雨水(うすい)」。
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が解けはじめる時季です。
雨が降っていますが気温もあたたかく、春の訪れを感じられますが、まだまだ油断は禁物。
急にまた寒くなったりと、気温が定まらなず、
急な変化に体は疲れを感じてしまいます。
風邪やインフルエンザなど、体調管理に注意しつつ、
旬の食材で体をいたわりましょう。


>> 二十四節気「雨水」について詳しくはこちら

雨水の献立

はまぐりとせりの
ねぎ油風味

調理時間:10分
(自家製ねぎ油をつくる時間を除く)
170kcal(1人分)

旬なぷりぷりのはまぐりと
シャキシャキとした食感が爽やかなせりを使った一品。
仕上げにねぎ油をまわしかけることで風味豊かに仕上がりつつ、
紹興酒も使っているので中華のような印象に。
今回は、風味のいい自家製ねぎ油のつくりかたも紹介しているので、
和え物や炒め物など、ほかの料理にも応用して使ってみてください。


はまぐりとせりのねぎ油風味
材料:2人分

はまぐり…8個
せり…1/2束(30g)
紹興酒…大さじ4
水…カップ1/4
自家製ねぎ油…大さじ1
ローストピーナッツ(刻み)
…大さじ1

(自家製ねぎ油)
米油…1カップ
ねぎ(青い部分)…1本(100g)
玉ねぎ…1/4個(50g)
しょうが…15g
鷹の爪…1本

つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    ねぎ油をつくります。ねぎは1cm幅程度の小口切りにし、玉ねぎ、しょうがは薄切りにします。鷹の爪は、種を除き小口切りにします。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    鉄鍋(フッ素樹脂加工ではないフライパン)に米油と1を入れて中火にかけます。油がふつふつし、写真のようにねぎに薄く色がつくまで20分程度加熱します。

    【ポイント】
    ねぎ油をつくっている間、油は加熱により長時間高温になります。高温になるとフッ素樹脂加工が傷んだり、剥がれたりしてしまいます。そのため、今回のような香味油づくりはもちろん、揚げ物などをつくるときには、フッ素樹脂加工ではない鍋やフライパンを使うようにしましょう。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    熱いうちに油を濾し、冷めたら空き瓶などで保存します。

    【ポイント】
    油は熱いうちのほうがサラサラしていて濾しやすいため、早めに濾すようにしましょう。完成したねぎ油は、冷蔵庫で1ヵ月程度保存できます。


  • 4.

    レシピ つくりかた

    はまぐりの調理に移ります。はまぐりは砂抜きして、殻をこすってよく洗います。せりは根元を除き、3~4cmの長さに切ります。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    鍋またはフライパンにはまぐりを入れ、せりを乗せます。紹興酒を回し入れ、蓋をして中火にかけます。写真のように口が開いたはまぐりから器に取り出し、せり、煮汁も盛り合わせます。最後に上からねぎ油を回しかけ、刻んだピーナッツを散らします。

栄養のまめ知識

*寒い時期、人間の活動量は低下する傾向にあり、消費しきれなかったエネルギーが余りがちです。エネルギー(糖、脂肪など)は、肝臓で処理されますが、余った分は蓄積されていき、結果肝臓に負担をかけてしまいます。
今回の旬の食材である、はまぐりに含まれる「タウリン」には肝臓の解毒作用を強める働きが、甘味と旨味の成分「ベタイン」には肝機能を強化する働きがあります。 また、はまぐりにはエネルギー代謝をスムーズに行うために必要な「ビタミンB1」が、せりには発汗作用があり、冷え性などにも効果的といわれている精油成分「ミリスティシン 、カンフェン」なども含まれています。旬の食材を使って、体をいたわってあげてください。

*「はまぐり」は、夏の産卵に備え身が太る春が旬。表面にツヤツヤとした光沢があり、口を固く閉じているものが新鮮です。殻の隙間から水管が出ているものは軽く触ってみて、さっと引っ込めるものは元気がいい証拠です。

*「せり」は独特の香りと食感が楽しい春の香草。選ぶ際には葉が濃い緑色をしているものを。黄色っぽくなってきているものは鮮度が落ちています。茎が折れたりせず、葉先までみずみずしくピンとしているものが新鮮。時間が経つにつれ、香りが弱まってしまうので、買ったらなるべく早めに使い切りましょう。

美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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