つくり方
1.フライパンにバター、ニンニクを入れて中火にかけ、香りが立ったらホタテを入れます。両面焼き色がつくように強火にしてさっと焼きます。
2.しょうゆを回し入れ、こしょうを振って火を止めます。
3.フライパンからバットや皿に一旦取り出し、冷めてから詰めます。
養殖が盛んで年中出回っているホタテですが、
天然のものは旬が2回あると言われています。
一度目は産卵前の冬。
そして、えさであるプランクトンをたくさん食べて貝柱が太る7月頃が二度目の旬。
ぷっくりとした貝柱をお弁当に入れるなら、
ニンニクとバターでシンプルに焼きつける「ホタテのガーリックバター焼き」に。
衣にハーブとチーズを混ぜ込んで一工夫した「ホタテフライ」と、
野菜と一緒にごはんと炒めるだけでできる「ホタテピラフ」にリメイクします。
旨味が強いホタテの貝柱は、料理の味をぐっと引き上げてくれます。
基本のおかず
食欲をそそるニンニクとバターの香り
ホタテのガーリックバター焼き
材料(1人分)
ホタテ貝柱…5個(100g)
ニンニク(すりおろし)
…小さじ1/4
バター…5g
しょうゆ…小さじ1/2
粗挽き胡椒…少々
つくり方
1.フライパンにバター、ニンニクを入れて中火にかけ、香りが立ったらホタテを入れます。両面焼き色がつくように強火にしてさっと焼きます。
2.しょうゆを回し入れ、こしょうを振って火を止めます。
3.フライパンからバットや皿に一旦取り出し、冷めてから詰めます。
リメイクおかず
ハーブが香る衣がポイント
ホタテフライ
材料(1人分)
「ホタテのガーリック
バター焼き」…1人前
小麦粉、溶き卵…各適量
揚げ油…適量
(A)
パン粉
(中挽き、目の細かいもの)
…10g
粉チーズ…大さじ1
お好みのハーブ…少々
※今回はタイムを使用。フレッシュな方が香りが立ちますが、乾燥したものでも可。
つくり方
1.ハーブは葉を刻み、残りの(A)と合わせておきます。
2.「ホタテのガーリックバター焼き」に小麦粉、溶き卵、1の順につけます。
3.フライパンに油を1cmほど入れて中火で熱し、2を両面30秒ほど揚げます。
リメイクおかず
ホタテの旨味でごちそうごはん
ホタテピラフ
材料(1人分)
「ホタテのガーリック
バター焼き」…1人分
ごはん…150g
玉ねぎ…1/8個(30g)
ズッキーニ…1/5本(30g)
赤パプリカ…1/6個(20g)
オリーブオイル…小さじ1
ニンニク(すりおろし)
…小さじ1/2
塩、胡椒…各少々
つくり方
1.「ホタテのガーリックバター焼き」を、粗めにほぐします。玉ねぎ、パプリカは粗みじん切り、ズッキーニは1cm角に切ります。
2.フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて中火で熱し、香りが立ったら、1の野菜を炒めます。
3.しんなりしたら、ごはん、1のホタテを加えて炒めます。全体が馴染んだら塩、胡椒で味を調えます。
プラスすると栄養面や味、食感、彩りなど、
ぐんとお弁当のバランスがよくなる副菜をご紹介。
エスニックバジルサラダ
パクチー、ナンプラー、レモンにバジルを利かせたエスニックな味わいのサラダ。ピーナッツがアクセントになっています。夏が旬のバジルには、抗酸化作用があり、紫外線などによる老化防止が期待できる食材。また、香りには食欲増進効果があるので、夏バテ防止にもおすすめです。
材料(1人分)
紫玉ねぎ…20g
にんじん…20g
セロリ…20g
塩…少々
(A)
ナンプラー…小さじ1
レモン汁(またはライム汁)
…小さじ1
サラダ油…小さじ1
パクチー(みじん切)…少々
バジル…2~3枚
ピーナッツ(粗みじん切り)…5g
つくり方
1.紫玉ねぎは薄切りにして流水でもみ洗いします。にんじんは薄いいちょう切り、セロリは薄切りにします。
2.1をボウルにすべて合わせ、塩少々をまぶして5分ほど置きます。
3.ボウルに(A)を合わせ、ちぎったバジル、水気を絞った2、ピーナッツを加えて和えます。
揚げなすの枝豆和え
素揚げしたなすを潰した枝豆、めんつゆで和えた夏らしい一品。とろりとしたなすと枝豆のやさしい甘さが相まって、まろやかな味わいです。枝豆は、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な食材。消化を促し、糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1も豊富なので、夏のスタミナ不足解消に一役買ってくれます。
材料(つくりやすい分量)
なす…1/2本(40g)
茹で枝豆
(鞘から出したもの)…30g
みょうが…1/2個(10g)
揚げ油…適量
(A)
めんつゆ(3倍濃縮タイプ)
…小さじ1/2
塩、砂糖…各一つまみ
つくり方
1.なすは乱切りにします。フライパンに揚げ油を2cmほど入れて中火で熱し、なすを揚げ焼きにします。
2.みょうがは小口切りにして冷水に5分ほど放します。
3.すり鉢に枝豆を入れて叩くようにしてすりつぶします(すり鉢がなければみじん切でも可)。(A)を加えて混ぜ、1と2を加えて和えます。
使ったお弁当箱
レクタングル深型 S 密封蓋付(野田琺瑯)
保存容器として人気の野田琺瑯の「レクタングル深型」。「S」はお弁当にもちょうどいいサイズです。ガラス質の釉薬でコーティングされているので、ニンニクなど香りの強いものにも気にせず使えます。密閉蓋なら、多少の汁気も安心。
みないきぬこさん
料理家
女子栄養大学卒業後、料理研究家・枝元なほみさんのアシスタントを経て、2007年に独立。雑誌やテレビ、広告などで料理家・フードコーディネーターとして活躍する傍ら、ケータリングなどの活動や女子栄養大学で非常勤講師も務める。スパイスやハーブを上手に取り入れた家庭料理やおもてなし料理が人気。素材と素材の美味しい組み合わせを見つけるのが得意で、自由な発想による料理の幅の広さに定評がある。「はじめてのストウブ」(池田書店)や「かんたん、なのに満足!スープでごはん」(池田書店)、栄養の知識を活かした「大豆で美味しい毎日レシピ」(枻出版社)など著書多数。