【処暑】炙り茄子とかんぱちの混ぜ寿司 | 二十四節気の食べごろレシピ | cotogoto コトゴト
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管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ 2019 処暑

管理栄養士・美才治真澄さんに教わる、二十四節気の食べごろレシピ


二十四節気 処暑 イメージ

2019年8月公開

夏休みも残りわずかとなった8月後半は、
二十四節気では「処暑(しょしょ)」となります。
毎日30℃越えの暑い日が続き、そろそろ夏の疲れが出てきている人も多い頃。
今年はまだまだ暑さが続きそうなので、
さっぱり食べやすく、栄養もたっぷりの料理で
元気に過ごせるよう体調を整えましょう。


>> 二十四節気「処暑」について詳しくはこちら

処暑の献立

炙り茄子とかんぱちの
混ぜ寿司

調理時間:20分
414kcal(1人分)

今回紹介する「炙り茄子とかんぱちの混ぜ寿司」は、
旬のナスとかんぱちを使った、暑い夏でもさっぱり食べられるレシピ。
炙ったナスは香ばしく、ぷりぷりしたかんぱちは食べごたえ抜群。
刻みみょうがやすし酢で味つけし、
そこに柴漬けも加えることで酸味が食欲を増進してくれます。
暑さが続くと冷たい料理や麺類が多くなってしまいがちですが、
さっぱりとした味つけなら、ごはんだってモリモリ食べられそうです。

炙り茄子とかんぱちの混ぜ寿司
材料:2人分

ごはん…300g
かんぱち刺身(サク)…150g
ナス…中2本(200g)
柴漬け(みじん切り)
…大さじ3(40g)
塩…小さじ1/2

(A)
みょうが(せん切り)…3本
すし酢…大さじ3
柚子胡椒…小さじ1

青じそ…好みで適宜

つくりかた
  • 1.

    レシピ つくりかた

    かんぱちは、横に3~4本切れ目を入れ、塩を振って10分ほどおきます。

    【ポイント】
    かんぱちに飾り包丁を入れることで、かんぱちの身に残った薄皮が食べやすくなります。加えて炙った際に切れ目が開くので、ただスライスしたものよりも盛りつけたときに表情がでます。

  • 2.

    レシピ つくりかた

    焼き網を強火にかけナスを並べ、時々転がしながら表面が黒く焦げるまで焼きます。

  • 3.

    レシピ つくりかた

    ナスは、粗熱が取れたら皮をむき、2~3cm幅の輪切りにします。

  • 4.

    レシピ つくりかた

    ボウルに合わせた(A)を入れ、ナスを加えて味をなじませます。

  • 5.

    レシピ つくりかた

    強火にかけた焼き網に1をのせ、両面を白くなるくらいさっと炙って5mm程度の厚さに切ります。

  • 6.

    レシピ つくりかた

    大きいボウルにあたたかいごはん、4の調味液のみと柴漬けを加えて混ぜます。

  • 7.

    レシピ つくりかた

    6のごはんが調味料を吸って、ボウルの底の水気がなくなったら4の具、5を加え、全体をざっくり混ぜ合わせます。器に盛り好みで青じそを添えたら完成です。

    【ポイント】
    ナスが崩れやすくなっているので混ぜる際には、ざっくりやわらかく混ぜましょう。

栄養のまめ知識

*旬の食材である「かんぱち」は、「IPA」や「DHA」など血流を促す不飽和脂肪酸を豊富に含み、ナスは「カリウム」が豊富で発汗によるカリウム損失を補ってくれる食材です。
人間は、暑さを感じると皮膚に近い血管が拡張して血液がたくさん流れ、皮膚の表面温度が上がります。上がった体温は、汗をかいて皮膚から熱を放散することで下がっていきます。このような体温調整の仕組みがスムーズに行われるよう、夏場も血液をサラサラの状態にしておきたいもの。毎日暑い日が続き、汗をかく機会も量も多いので、食材からしっかり栄養補給し、体を整えるようにしましょう。

*「かんぱち」はブリに似ていますが、鮮度がいいとコリコリした食感がするのが特徴です。刺身のサク(ブロック)を買う際には、トレーにドリップ(液体)が出ておらず、潤って艶のあるものを選びます。血合いの色が黒ずんでいないものを選びましょう。

*「ナス」は、“ガク”に鋭いトゲがついていて、ヘタの切り口が瑞々しいもの。皮にツヤと張りがあり、「茄子紺」といわれる紫色が濃いものが新鮮です。また、持ったときにずっしりと重みを感じるものを選びましょう。軽いと実が詰まっていない場合があります。
あたたかい時季に採れるナスは、低温乾燥が苦手なので冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、種が黒くなったり傷みやすくなります。新聞紙とポリ袋で二重に包み、野菜庫または常温で保存して2~3日で食べ切りましょう。

美才治 真澄(びさいじ ますみ)
管理栄養士 / フードコーディネーター

香川栄養専門学校(女子栄養大学短期大学部)卒業後、管理栄養士・荒牧麻子氏に師事。のちブラジル・バイーアへ料理留学。帰国後ヴィーガンカフェ “Cafe Eight”のフードディレクターとしてケータリング・商品開発の企画運営に携わる。 現在はフリーランスとして、企業、メディアに向けたメニュー提案及び調理&スタイリング、栄養相談、料理教室、オーダーメイドケータリングなどを中心に活動中。女子栄養大学生涯学習講師。
著書に「満たされスープ」(世界文化社)、「かわいい!カラフルお弁当」(女子栄養大学出版部)。監修を手がけたものに「ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット」「世田谷農家に教えてもらう本当においしい野菜の食べ方」(ともにマガジンハウス)ほか。「ELLE a table」「VOGUE」「anan」「Hanako」「Tarzan」など各誌でも活躍中。ちなみに「トルコトラベルブック」(東京地図出版)は、cotogoto店長・涌井との共著本。

HP:http://bisaijimasumi.com/

美才治真澄 プロフィール

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