お浸し | 和食の基本 | cotogoto コトゴト
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家事の基本 和食の基本 和食の調理法 お浸し

和食の調理法 お浸し

青菜などを出汁に浸す調理法、お浸し。
本来は出汁に浸す調理ですが、
現在では醤油をかけるだけでもお浸しと呼びます。
今回は小松菜を出汁に浸してつくる、
昔ながらのお浸しのつくり方をご紹介。
お浸しが水っぽく仕上がることを防ぐ裏技として、
醤油を使って余計な水分を抜き、
下味をつける「醤油洗い」の方法もお伝えします。

小松菜のお浸し

材料


小松菜:1束(250g)

醤油:大さじ1/2

出汁:1カップ
醤油:小さじ1
塩:1g

かつお節:少々

豆知識

醤油洗いの醤油は、小松菜の分量に対して塩分0.5~0.6%が目安です。
(醤油大さじ1/2あたりの塩分量は約1.5gです)
また、今回、出汁はかつお出汁を使いました。かつお出汁の取り方はこちらをご覧ください。かつお出汁を使うことで、植物性にはないコクや旨味が加わります。

  1. 1

    鍋にたっぷりと湯を沸かし、沸騰したら火が通りにくい根元から入れます。

    point

    青野菜の場合は、水の量の0.5%程度の塩を入れると、色鮮やかに茹で上がることに加え、アク抜きの効果もあります。ただし、今回の小松菜の場合はアクは強くないので、塩は入れなくても問題ありません。塩分の摂り過ぎに気をつけて、お好みで選んでください。

  2. 2

    葉まで湯に浸かるようにように、全体を箸で押します。再沸騰してから2分ほど茹でます。

    point

    全体が湯に浸っていない場合は、途中で裏返します。

  3. 3

    茹で上がったらすぐに冷水を張ったボウルにとります。

    point

    彩りよく仕上げるためには、冷水であることが重要。途中で水がぬるくなってしまった場合には、取り替えてください。

  4. 4

    粗熱がとれたら水から取り上げて、根元を揃えて束にし、根元を上にして両手で持ちます。そして上から下へ少しずつ手を動かしながら、優しく絞ります。

    point

    絞り加減の目安は、葉から水が滴ってこなくなるまで。力任せに絞ると葉が傷ついてしまうので、一定の力で優しく絞ることが大切です。

  5. 5

    醤油洗いをします。小松菜をバットなどの上に広げ、全体に醤油をかけて馴染ませます。

  6. 6

    再び優しく絞ります。

  7. 7

    食べやすい大きさに切り分けて、出汁に20~30分浸します。

  8. 8

    盛りつけて、かつおぶしをのせたら完成です。


※参考文献:「調理に必要なデータがわかる 下ごしらえと調理のコツ 便利帳(成美堂出版)」

監修

女子栄養大学生涯学習講師
弥冨 秀江(いやどみ ひでえ)先生

>> 詳しくはこちら

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