“さっぱりチーズと果物で目覚めを軽やかに” 長谷川あかりさんに教わる「手づくりカッテージチーズのフルーツサラダ」 | 仕込み上手な朝ごはん | cotogoto コトゴト
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長谷川あかりさんに教わる
「手づくりカッテージチーズのフルーツサラダ」

2024年2月公開

さっぱりチーズと果物で目覚めを軽やかに
長谷川あかりさんに教わる
「手づくりカッテージチーズの
フルーツサラダ」

春ももうすぐ。
気温の寒暖差に体の重さや食欲のなさを感じる朝には、
軽やかに食べられるカッテージチーズと果物のサラダはいかがでしょうか。

料理家の長谷川あかりさんに、
食べ疲れしない軽い食感や風味、控えめな塩分がうれしいカッテージチーズを使った
「手づくりカッテージチーズのフルーツサラダ」のつくり方を教わりました。

チーズを手づくりしたときに出る液体「ホエイ(乳清)」を活用した、
体をほっと温めてくれる「ホエイのしょうがレモンドリンク」もご紹介します。

教えていただいたのは……

料理家
長谷川あかりさん

長谷川あかりさん

料理家、管理栄養士。子役タレントとしてデビュー後、女優として活躍したのち、大学で栄養学を学びます。SNSではじめたレシピ投稿が大きな注目を集め、料理家の道へ。雑誌やWEBなどで幅広くレシピ開発を行っています。「なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはんのレシピ」をテーマに、クタクタなときにもつくれる手軽さでありながら、体にやさしく食べ疲れしない、おしゃれな料理が好評。

著書に「材料2つとすこしの調味料で一生モノのシンプルレシピ」(飛鳥新社)、「つくりたくなる日々レシピ」(扶桑社)、「クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん」(KADOKAWA)など。

活動情報は、InstagramXから。

手づくり
カッテージチーズの
フルーツサラダ

手づくりカッテージチーズのフルーツサラダ

さっぱりとした軽い食感のカッテージチーズと、爽やかな果物を合わせた、
食欲のない朝にも食べやすいフルーツサラダ。
彩りも華やかで、朝から気持ちも盛り上がります。

カッテージチーズを自分でつくれば、欲しい分だけ用意できて、塩分も控えめでヘルシー。
牛乳とレモン汁で手軽に手づくりすることができます。

果物は、お好みのものをお使いください。
今回は、みずみずしさと甘みがカッテージチーズのミルキーさを引き立ててくれる、
グリーンキウイとカットパインを使用しました。
カッテージチーズはあっさりした味なのでどんな果物も合いますが、
桃、いちご、梨、シャインマスカットなど、
水分が多くみずみずしい、糖度の高い果物は特に相性がぴったりです。

仕込み上手のポイント

前日にカッテージチーズをつくっておけば、朝は果物を切って盛りつければ完成。

材料
  • 【2人分】
  • (カッテージチーズの材料)
  • 牛乳…400ml
  • レモン汁…大さじ1と1/2
    ※酢…大さじ1でも代用可能です
  •  
  • グリーンキウイ…1個(100g)
  • カットパイン…100g
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 塩、黒こしょう…少々
つくり方
前日まで
  • クッキングペーパー(または晒やガーゼ)を敷いたざるをボウルに重ねます。

  • 鍋に牛乳を入れ、温めます。
    鍋の縁がふつふつとし、沸騰しない程度に温め、牛乳の香りがのぼってきたら、レモン汁を回し入れて火を止めます。

    ※沸騰させるとたんぱく質が変性し、風味が落ちてかたまりにくくなります。

  • レモン汁を全体に行き渡らせるようにかき混ぜると、すぐに個体と液体に分離してきます。
    写真のように分離するまで、30秒ほどかき混ぜます。

  • 1に流し入れ、5分ほど置いておきます。

  • クッキングペーパーを持ち上げ、軽く絞って水気をきります。

    ※かたく絞ると水分を失ってパサパサになるので、べちゃっとしない程度にふんわりと絞ってください。

  • でき上がったチーズと、液体のホエイはそれぞれタッパーに入れて保存します。
    カッテージチーズは冷蔵庫で約2日間保存が可能です。
    ホエイは冷蔵庫で約2日間保存が可能ですが、冷凍すれば約2週間保存が可能です。

当日
  • キウイは皮をむいて、パインと共に1㎝角に切ります。

  • 器に1を盛りつけ、カッテージチーズをのせます。

  • オリーブオイルを回しかけ、塩・黒こしょうをまんべんなく振ったら完成です。
    混ぜながらいただきます。
    お好みで、はちみつやメープルシロップ、煮詰めたバルサミコ酢などをかけても美味しくいただけます。

カッテージチーズについて

さっぱりとしてくせの少ないカッテージチーズは、
さまざまにアレンジして楽しむことができます。

かつお節やわさびじょうゆを添えてそのまま副菜やおつまみに。
キムチや納豆、冷ややっこに添えたり、野菜のサラダにのせたり。
パンに塗ってもいいですし、さらにあんこをのせればご馳走パンに。
パスタのトッピングとしても美味しく、とくにトマト系のソースとの相性は抜群です。
練ると滑らかになるので、ドライフルーツを混ぜて、
お好みでシロップなどをかけてスイーツとしても楽しめます。

ホエイは、牛乳の旨みが溶け込んでいるので、
だしの代わりとして煮込み料理や、ミネストローネなどスープに使うと
美味しく仕上がります。

また、真っ白でそぼろのような食感は「リコッタチーズ」とよく似ていますが、
厳密には別物です。
いずれも製法はさまざまですが、主にカッテージチーズは
牛乳や脱脂乳からホエイを取り除き、水分をきったもので、
爽やかな酸味でくせのない風味が特徴です。
さっぱりとしているから、サラダやフルーツと相性がいいです。
一方、リコッタチーズはホエイを煮詰めて分離した部分です。
ミルクの自然な甘さと穏やかな酸味が特徴的で、より乳脂肪分は高め。
パンケーキなど、お菓子の材料として使われることもあります。

今回は家庭でつくりやすいよう、脱脂乳ではなく牛乳からつくる
カッテージチーズを紹介しました。
ミルキーな風味は、市販のカッテージチーズとリコッタチーズの
いい所取りのような味わいです。

ホエイの
しょうがレモンドリンク

ホエイのしょうがレモンドリンク

チーズをつくる際にできるホエイには、牛乳の旨みや栄養が溶け込んだでいます。
そんなホエイを余すところなく使って、朝の体を温めるホットドリンクに。

ぴりっとしたしょうがとレモン汁の酸味が効いて、
しゃきっと体を目覚めさせてくれます。
やさしい甘みのメープルシロップを入れればまろやかになり、飲みやすくなります。

時間のない朝に洗い物が増えないよう、電子レンジを使って
カップ一つでつくれるレシピを教わりました。

材料
  • 【1人分】
  • 前日に用意したホエイ…半量(約140ml)
  • メープルシロップ…小さじ2
    ※お好みではちみつに変えても
  • レモン汁…小さじ1
  • おろししょうが…小さじ1
つくり方
当日
  • 電子レンジ対応のカップにすべての材料を合わせてよく混ぜます。

  • 600Wの電子レンジで1分加熱して完成です。

    ※鍋を使う場合
    鍋にすべての材料を入れて、鍋の縁がふつふつするまで混ぜながら加熱して完成です。

長谷川さんの器選び

長谷川さんの器選び

朝はこれからはじまる1日に向けて、しゃきっと気持ちを引き締めたいので、
すっきりとスタイリッシュな印象の器をメインに使いました。
サラダの皿やカップ、バターを入れた小皿は、少し背筋がのびるような白い磁器を。

また、かたい印象になりすぎないよう、パン皿は竹ざる、
トレーには木の大皿を組み合わせてみました。

サラダはすくって食べたいのですくいやすい
丸みのあるかたちのスプーンを。
落ち着いた輝きの真鍮の持ち手のバターナイフも、真っ白な磁器に似合うと思います。

  1. 鈴竹 楕円おしぼりざる
  2. バターナイフ (東屋)
  3. unjour プレート suna nuit(SS) (ユミコ イイホシ ポーセリン/yumiko iihoshi porcelain)
  4. 浅リムスープ皿 小 渕錆 (ジコン/JICON)
  5. ステンレスカトラリー デザートスプーン (柳宗理)
  6. マグカップ 小 白 (ジコン/JICON)
  7. Cara プレート L (高橋工芸)

朝食づくりにあると便利な道具

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