“ぱくっと一口で食べやすい” ナガタユイさんに教わる「ミックスサンドイッチ」 | 仕込み上手な朝ごはん | cotogoto コトゴト
長谷園の「みそ汁鍋」「かまどさん」が再入荷!
シェアする:
シェアする:

1日をごきげんにはじめる!仕込み上手な朝ごはん 1日をごきげんにはじめる!仕込み上手な朝ごはん

ナガタユイさんに教わる「ミックスサンドイッチ」

2024年6月公開

ぱくっと一口で食べやすい
ナガタユイさんに教わる
「ミックスサンドイッチ」

おかずとパンを一緒に食べられるサンドイッチは、忙しい日の朝ごはんにぴったり。

今回は、パンレシピを多数手がけるフードコーディネーターのナガタユイさんに、
一口サイズでとくに食べやすい「ミックスサンドイッチ」を教わりました。

「ティーサンドイッチ」とも呼ばれ、ホテルのアフタヌーンティーで
見たことのある人もいるのではないでしょうか。
古くはイギリスの上流階級の女性の間でアフタヌーンティーの際に食べられていた
小ぶりで上品な味つけのサンドイッチです。

つけ合わせは、さっぱりとした酸味と、マンゴーのフルーティーな甘さで
目覚めを爽やかにしてくれる「マンゴー入りキャロットラペ」。

ミルクティーも添えて、イギリスの雰囲気も味わいながら1日をはじめましょう。

教えていただいたのは……

フードコーディネーター
ナガタユイさん

ナガタユイさん

食品メーカー、食材専門店でのメニュー・商品開発職を経て独立。 サンドイッチやパンのある食卓を中心に、企業向けのメニュー開発やコンサルティング、書籍や広告でのフードコーディネート等、幅広く食の提案に携わっています。
著書に「サンドイッチの発想と組み立て」「卵とパンの組み立て方」(いずれも誠文堂新光社)、「フレンチトーストとパン料理」、「テリーヌ&パテ」(いずれも河出書房新社)など。
活動情報は、Instagramから。

ミックスサンドイッチ

ミックスサンドイッチ

ハム、きゅうり、玉子を薄切りの食パンで挟んだ
シンプルで、薄くて小さく食べやすいサンドイッチ。

ハムサンドにはレモンバターを使い、爽やかに。
きゅうりサンドは、酢でマリネして上品な味わいに、
レモンバターがすっきりとした香りを添えてくれます。
玉子サンドには無塩バターを合わせて、玉子そのものの美味しさを楽しみます。

はさむ一手間がかかるサンドイッチですが、
前の晩につくっておけば、朝はカットするだけですぐに食べられます。
さらに一晩寝かせることでパンと具材が馴染むから、
でき立てのサンドイッチとは一味も二味も違うしっとりとした仕上がりに。
おまけにカットもしやすくなって……といいことづくめです。
冷やすことでパンに塗ったバターもかたまり、よりバターの存在感を感じられます。

シンプルな材料だからこそ、コツを押さえることで仕上がりがぐっと変わります。
素材の持ち味を引き出すための切り方や味つけ方法から、端まで美味しくいただけて、
美しい断面になる具材の並べ方や切り方まで教わりました。
きゅうりはかんたんな一工夫で、一晩置いてもべちゃっとする心配もありません。

仕込み上手のポイント

前日に具材の下ごしらえをしてパンに挟んでおけば、朝は切って並べるだけ。
ラップでくるんで一晩寝かせることで、きれいにカットでき、しっとりした仕上がりに。

材料(2人分)
  • 【レモンバター(ハムサンド、きゅうりサンド用)】(つくりやすい分量)
  • 有塩バター…100g
  • レモンの皮(すりおろす)…1/2個分
    ※皮ごと安心して食べられる国産レモンがおすすめです
  • レモン果汁…小さじ1
  •  
  • 【ハムサンド】
  • 食パン(10枚切り)…2枚
  • レモンバター…12g
  • ももハム…2枚(35g)
  • 白こしょう…少々
  •  
  • 【きゅうりサンド】
  • 全粒粉入り食パン(10枚切り、一般的な食パンでも)…2枚
  • レモンバター…14g
  • きゅうり…1/2本(45g)
  • 白ワインビネガー…少々
  • 塩…少々
  • 白こしょう…少々
  •  
  • 【玉子サンド】
  • 食パン(10枚切り)…2枚
  • 無塩バター…12g
  • 卵…1個
  • 酢…少々
  • 塩…少々
  • マヨネーズ…大さじ1
  • 白こしょう…少々
  • ディル(あれば)…少々
つくり方
前日まで
【レモンバター】
  • ハムサンドときゅうりサンドに使うレモンバターをつくります。
    バターを常温に戻し、すべての材料を混ぜ合わせます。
    有塩バターのかわりに無塩バターを使う場合は、塩1.5gを追加してください。
    余ったレモンバターは冷蔵庫で3日間、冷凍庫で1ヵ月保存できます。

【ハムサンド】
  • 食パン2枚を、後で挟んだときにかたちがぴったり合うよう、重なっていた面が上になるように1枚ずつ置きます(他のサンドも同様)。
    片面にレモンバターを半量ずつ、パンの耳を残して隅まで塗ります。

  • ももハムを半分に切り、耳から1cm内側に、直線部分が外側に来るようにパンにのせます。
    こうすることで具材が端までのり、端っこまで美味しく食べることができます。
    白こしょうをかけてもう1枚のパンで挟みます。

    ※耳を切る際に具を切り落とさないよう、耳から1cm内側にのせます。

【きゅうりサンド】
  • きゅうりはヘタを切り落とし、長さを半分に切り、2mmの薄さにスライスします。
    バットに入れ、塩、白こしょう、白ワインビネガーをふりかけ全体を馴染ませ、5分ほどおきます。

  • きゅうりをペーパータオルに並べ、余分な水分をペーパータオルで押さえ取ります。

  • 全粒粉入り食パンの片面にレモンバターを半量ずつ耳を残して隅まで塗り、パンの縦方向ときゅうりの長辺が並行になるように、少しずつずらしながらのせます。
    このようにのせると、断面からきゅうりの皮の緑と中身の色のコントラストがよく見え、美しく仕上がります。
    もう1枚のパンで挟みます。

【玉子サンド】
  • 茹で玉子をつくります。
    冷蔵庫から出した卵の尖っていない方を台などにコツコツ当てて軽くひびを入れ、浸かる程度の水と酢少々を鍋に入れて約12分茹でます。
    まずは強火で沸騰させ、沸騰したら強めの中火で1分ぐらぐらさせ、残りの時間は弱火で茹でます。
    黄味が鮮やかなオレンジ色で、かたくなりすぎずパサつかない程度が美味しい茹で加減です。

    ※茹で時間は卵の大きさや量、鍋の大きさや水の量などにより異なるので、目安となります。調整しながら茹でてください。
    ※茹でる際に酢を入れておくことで、玉子の中身が飛び出にくくなります。

  • 茹で上がったらすぐにお湯を捨てて冷水で冷やし、殻に細かいひびを入れてからむきます。
    水の中か流水に当てながら、薄皮と白身の間に水を入れるとむきやすいです。

  • 茹で玉子をエッグスライサーにのせ、スライスしたら玉子を90度回転させる、を縦、横、手前の3方向に繰り返し、みじん切りにします。
    また、目が粗いこし器をボウルにのせて、上から手でぎゅっと押すとかんたんにみじん切りができます。
    ない場合は包丁で粗めにみじん切りにしても。

  • 玉子をボウルに入れ、塩、こしょうを入れて混ぜ、味見をして美味しいと思える程度に下味をつけます。
    マヨネーズを加えて混ぜ合わせます。

    ※塩は油分に溶けにくいので、マヨネーズを加える前に加え、玉子にしっかりと下味をつけておきます。

  • 食パンの片面に、常温に戻した無塩バターを半量ずつ耳を残して隅まで塗り、玉子サラダを塗ります。
    白こしょうをかけてもう1枚のパンで挟みます。

【三つのサンドイッチをつくったら】
  • 3種を重ねてラップでくるみます。
    三つのサンドイッチを重ねた状態で切ると、お皿に並べたときに高さがきれいに揃うので、重ねて一緒にくるんでおくのがおすすめです。

当日
  • 切っている間にまな板がずれないよう、まな板の下にぬれ布巾を敷きます。

  • ラップを外したら、まずは4辺の耳を切り落とします。
    最初は横から見て45度くらいの角度で刃を入れ、刃先を支点に少しずつまな板と並行になるようカットしていくとパンや具材をずらさずに切ることができます。
    また、上から押すように切るとパンが潰れてしまうので、大きく引くように切ります。

  • 横方向に3等分に切ります。

  • 断面を上にしてさらに半分に切ります。

  • 仕上げに全体に白こしょう少々をかけ、玉子サンドの上にディルの葉を添えます。

サンドイッチをカットする
包丁について

包丁 基本の3本 パン切り(庖丁工房タダフサ)

一般的なパン切り包丁は波刃が多いですが、
実は、全体が波刃になっているもので切ると断面がギザギザになってしまいます。
サンドイッチには、三徳包丁、牛刀など、直刃で刃渡りが長めの包丁がおすすめです。
ナガタさんが愛用している「包丁 基本の3本 パン切り (庖丁工房タダフサ)」は
波刃とまっすぐな刃が組み合わさったパン切り包丁。
先端が波刃になっているからかたい耳の部分に刃が入りやすく、
食パンのサンドイッチをきれいに切ることができます。

マンゴー入り
キャロットラペ

具だくさん卵かけご飯

にんじんにぷるんとしたドライマンゴーを合わせたキャロットラペ。
すっきりと目を覚ましてくれる、爽やかな酸味と甘みです。

にんじんはスライサーでせん切りにします。
「ラペ」とはフランス語で「すりおろす、削る」という意味。
スライサーを使うことによって、
包丁で切るよりも調味料が浸み込みやすくしんなりとした食感になります。
塩、レモン汁、オイルを使ったシンプルな味つけながら、
調味液を吸ってぷるぷるになったドライマンゴーが食感のアクセントに。

仕込み上手のポイント

前日ににんじんをせん切りにしてマリネ液に漬けておけば、朝は盛りつけるだけ。
一晩置くことでドライマンゴーがにんじんの水分や調味液を吸い込んで
ぷるんとみずみずしい食感になります。

材料(2人分)
  • にんじん…中2本(200g)
  • レモン果汁…大さじ2
  • 塩…小さじ1/3
  • 白こしょう…少々
  • サラダ油…大さじ1
  • エクストラバージンオリーブ油…大さじ1
  • ドライマンゴー(お好みでレーズンやドライクランベリーなどのドライフルーツでも)…30g
  • ミント(あれば)…少々
つくり方
前日まで
  • ドライマンゴーをせん切りにします。

  • にんじんをスライサーでせん切りにし、塩少々(分量外)を加えてもみこみます。

  • 小さなボウルにレモン果汁、塩小さじ1/3、白こしょうを入れてよく混ぜ合わせてからサラダ油とエクストラバージンオリーブ油を合わせます。

  • 2に3とドライマンゴーを加えて全体を混ぜ合わせ、冷蔵庫で一晩置いて味をなじませます。

    ※1時間以上置けば美味しく食べられます。

当日
  • 器に盛りつけ、仕上げにミントのせん切りをのせます。

ナガタさんの器選び

ナガタさんの器選び

薄くて上品な主役のサンドイッチを引き立ててくれる器を選びました。
サンドイッチを盛りつけた皿は、深い青と白いパンや黄色い玉子との対比が
きれいだなと思います。
中央がフラットで、サンドイッチのようなものを盛りつけやすく、
余計なもののない、引き算された美しさ、とも言えるシンプルなかたちが使いやすいです。

キャロットラペをよそった小皿は、縁が立ち上がっているので、
水気のあるおかずにもぴったり。

朝は飲み物をたっぷり飲みたいので、ミルクティーはマグカップに入れて。
どんな器にも合わせやすいシンプルなデザインと、真っ白とは異なる、
温かみのあるニュアンスを含んだ色味がきれいです。

柳宗理のフォークは、サイズ展開が豊富なので、
つけ合わせのサラダにぴったりのサイズを選べるのがうれしいです。
何にでも合わせやすいシンプルなデザインがいいですね。

1.円柱マグカップ 白練 (南景製陶園)
2.unjour プレート M190 ruri (ユミコ イイホシ ポーセリン/yumiko iihoshi porcelain)
3.ReIRABO ラウンドプレート S/winter night gray (ユミコ イイホシ ポーセリン)
4.ステンレスカトラリー デザートフォーク (柳宗理)

朝食づくりにあると便利な道具、食材

シェアする: