素材別 野菜 さつまいも
甘みがあり、料理だけでなくスイーツに使っても美味しい、いも類の野菜。
皮のまま食べやすいので調理が楽なのも特徴です。
主な品種は、関東を中心に最も流通している「紅あずま」。
繊維が少なく、ほくほくした食感です。
このほか、しっとりとした「紅はるか」や、ねっとりと甘く、
焼いもに人気の「安納芋(あんのういも)」などがあります。
いも類のなかでもビタミンCの含有量が最も多いことに加え、
食物繊維も野菜全体のなかでとりわけ多く含まれています。
旬
秋が旬です。
しかし収穫後貯蔵し、冬に出回るものの方が、
甘みが強いともいわれています。
栄養
さつまいもは、いも類のなかでも最もビタミンCが含まれます。
ビタミンCはシミやソバカスを予防したり、
ストレスの軽減、免疫力の強化に効果的です。
さつまいものビタミンCは、でんぷんによって守られているため、
加熱しても壊れにくいのが特徴です。
さらに、食物繊維の量は、野菜のなかでも多く、
スムーズな排便を促すほか、コレステロールの抑制や、
血圧を下げる効果も期待できます。
また、いも類は全般的にカリウムも豊富。
余分なナトリウムの排出を促すため、むくみの解消や、
高血圧の予防に役立ちます。
栄養分は全般的に皮の周辺に含まれるので、
なるべく皮ごと食べるといいでしょう。
選び方
皮の色が鮮やかでツヤがあり、
凹凸や傷がなく、ずっしりと重いものを選びましょう。
品種により太さはさまざまですが、
見た目がふっくらとしたものがおすすめです。
皮の一部が黒く変色しているものは古いので避けましょう。
主な切り方・下ごしらえ
-
炒め物、揚げ物で存在感を出したいときに
-
煮物、炒め物で存在感を出したいときに
-
汁物、炒め物に
-
炒め物に
-
変色防止に
-
煮物での煮崩れ防止に
豆知識
さつまいもは切り口が変色しやすいので、切ったらすぐに調理するか、さっと水にさらすといいでしょう。
保存方法
常温:○
冷蔵:×
冷凍:○
新聞紙に包んで、風通しのよい冷暗所で保存します。
冷蔵庫での保存は、寒さや乾燥に弱いため適しません。
冷凍は、食べやすい大きさに切って、
生のままでも、火を通してからでも可能です。