素材別 野菜 にんにく
独特の強い香りが食欲を増す、香味野菜のにんにく。
においの素であるアリシンにはがん予防などの高い健康効果があります。
香味野菜を上手に取り入れることで、
少ない塩分でも味をしっかり感じることができ、減塩にも繋がります。
さまざまな料理に取り入れてみましょう。
旬
貯蔵されたものや輸入品が年間通して出回りますが、
旬は初夏から夏にかけて。
国内では青森県が生産量の8割を占めています。
栄養
にんにくの強いにおいの素は、アリシン。
刻んだりすりおろしたり傷つけることで発生します。
がん予防に非常に効果が高いと考えられ、国内外で注目されています。
糖質をエネルギーに変える役割のあるビタミンB1の吸収を助け、
疲労回復にも役立ちます。
強い殺菌効果や血液をサラサラにする効果も。
ただし刺激が強いので、
胃腸が弱っているときには摂取を控えたほうがいいでしょう。
選び方
しっかりと重みがあり、かたくしまっているもの。
皮が乾いていて、破れがなく、ふっくらと丸みのあるものを選びます。
主な切り方・下ごしらえ
豆知識
にんにくの芽は、じゃがいもの芽のように毒があるわけではないので調理時に取り除く必要はありません。ただし焦げやすいので、炒め物などで気になる場合は除けてください。
保存方法
常温:○
冷蔵:△
冷凍:○
湿気が苦手なので冷蔵庫より、
涼しく風通しのいい常温での保存がおすすめ。
ネットなどに入れて吊るしての保存が理想です。
皮を剥いて一粒ずつラップに包んで冷凍保存も可能。
すりおろしたり、スライスした状態でも大丈夫です。
さらに長期保存したい場合は、しょうゆなどの調味料に漬け込んでも。
豆知識
にんにくの鮮度はわかりにくいものですが、薄皮をむいたときに実が変色したり、縮まったりしているものは、質が落ちにおいも弱くなっています。なるべく早く使い切りましょう。