素材別 魚介 牡蠣
強い旨味と濃厚な味わいでファンが多い牡蠣。
殻と身が大きく、ジューシーな味わいが特徴の「岩牡蠣」と、
小ぶりながら濃縮された旨味が特徴の「真牡蠣」があります。
海のミルクとも呼ばれるほど、栄養豊富な食材です。
旬
真牡蠣は冬、岩牡蠣は夏が旬です。
栄養
食品の中でも牡蠣は亜鉛が多く含まれている食材。
亜鉛はエネルギーの代謝に欠かせない栄養素で、
不足すると脱毛、味覚障害などの症状があらわれます。
また免疫力を高める効果もあります。
鉄やタウリン、カルシウムも豊富で、
とくにカルシウムの含有量は魚介類の中でもトップクラス。
貧血を防ぐ働きのあるビタミンB12も多く含まれています。
エネルギー源になるグリコーゲンも豊富で、
疲労回復に役立ちます。
牡蠣のビタミン類は水溶性。
旨味と栄養が溶け出た煮汁まで一緒に食べられる
調理法がおすすめです。
選び方
身がふっくらとして、ツヤのあるものが新鮮です。
なるべく同じくらいの大きさのものを買うと、
火の通りが揃って加工しやすくなります。
主な切り方・下ごしらえ
豆知識
牡蠣といえば、怖いのが食あたり。あたらないための対策としては、中心部までしっかりと火を通すことが一番。とくに家庭では生食はなるべく控え、食べるとしても量を控えたほうが安心でしょう。
保存方法
常温:×
冷蔵:○
冷凍:○
殻つきは殻の汚れをとってから、
むき身は身の汚れを落とす下処理をしてから冷蔵保存します。
冷凍する場合は保存袋などに入れて乾燥を防いで。