素材別 魚介 エビ
子どもから大人まで、日本人が大好きな魚介の一つ。
世界で約3,000種あり、
日本で食べられている種類だけでも20種ほどあるとされています。
日本で獲れるエビの代表格であり、「エビの王様」とも、
最も味がいい品種ともいわれる「クルマエビ」。
刺身や天ぷら、塩焼きなど、どんな料理でも美味しくいただけます。
スーパーで手に入りやすい「ブラックタイガー」は、
火を通してもぷりぷりとした弾力ある食感が魅力で、
エビフライや天ぷらに最適。
育てやすいため低価格の「バナメイエビ」は、
やわらかく甘みがあり、冷凍のむきエビとしても多く流通しています。
その他、とろけるような甘さが刺身や寿司で人気の「アマエビ」や、
かき揚げなどに使われる小型の「サクラエビ」も。
どの種類も低脂肪、高タンパク質でダイエットの心強い味方です。
旬
現在は養殖や輸入のものが多いですが、
天然のクルマエビの場合、夏から秋にかけて旬を迎えます。
栄養
低脂肪、高タンパク質がうれしいエビ。
動脈硬化予防や肝臓の機能改善を促すタウリンが多く含まれます。
酢やレモン汁などのクエン酸と一緒にとると、
タウリンの吸収率が高まります。
赤い色素はポリフェノールの一種であるアスタキサンチンで、
抗酸化作用が高く、美肌作用や疲労回復作用が期待できます。
殻やしっぽにはカルシウムが多いので、
まるごと食べられるサクラエビなどは
カルシウムを摂取しやすいと言えます。
そのほか、免疫力の向上に効果がある亜鉛や
免疫機能を高めるビタミンE、
疲労回復作用のあるビタミンB12も多く含まれます。
選び方
殻つきのものは、殻に透明感があるものを、
殻が剥いてあるものは、身にハリがあるものを選びましょう。
主な切り方・下ごしらえ
-
下処理に
保存方法
常温:×
冷蔵:○
冷凍:○
買ってきたら、塩水で全体を洗って汚れを落とし、
ついたままだと鮮度が落ちやすい背ワタと頭を取っておきます。
その日のうちに調理しない場合は、
冷水にくぐらせて氷の膜をつくって保存袋に入れて冷凍庫へ。
エビフライなどにする場合は、
殻を取り衣をつけてから冷凍することも可能です。
または最初から冷凍されているエビを買えば、
保存しやすいので便利です。
※参考文献:「農林水産省」